柿谷曜一朗が挙げる天才たち「イニエスタと小野さんは別格として、1位は…」

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2020年07月29日

「いつも監督やコーチの要求の1個上をいきたくて」

最初に名前を挙げたのはイニエスタ(写真)と小野。”閃き”を表現する機会が多いふたりだという。写真:徳原隆元

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――『天才』=『感覚派』?

「それはあるかもしれません。理屈で説明できない“閃き”ってやつです。プロになる人なら誰しもが独自の感覚を持っていると僕は思っているんですが、それを表現する機会が特に多い人を『天才』と呼ぶのかなと。(アンドレス・)イニエスタとか小野(伸二)さんとかね」

――柿谷選手も予想外のプレーで楽しませるスタイルですよね。

「『楽しませる』というフレーズは、なにより意識しているところです。天才的なプレースタイルは、僕の憧れであり目標でもありますからね。ファン・サポーター、相手、チームメイト、その場にいる全員を『凄い』と唸らせたい。それが僕のサッカーの楽しみ方であり、スタイルなので。どうしたらみんなの心に残るかなと常に考えています」
 
――その『楽しませたい』という想いはいつ芽生えたのですか?

「いつやろう……。もう小学校に入った時にはもうサッカーのことしか頭になかったから、その頃からあったかもしれません。子どもにしては変わっていたんかな」

――小学生の頃から、そう考える選手はなかなかいません。

「『監督やコーチを驚かせてやりたい』っていうのが始まりだったんですよ。いつも監督やコーチの要求の1個上をいきたくて。練習中で何か指示を受けても『ほんなら、こうしたほうが要領ええやん』と、そういうポイントをずっと探していました。まあ指導者からしたら手がかかる選手やったのは間違いないです。言うことは聞かへんし、生意気やし。実際にアカデミー時代にも指導してくれていた小菊(昭雄)さん(現トップチームヘッドコーチ)にはこっぴどく叱られていたのを覚えています。今も昔話をすると言われますよ、『お前は本当に世話の焼ける子どもだった』って(笑)。まあ今でも予想を上回ってやるという姿勢は変わらず俺のストロングポイントだという自負はあるし、失敗すると怒られる一方で成功すると言葉が出ない、そんなプレーに一番やりがいを感じます」
 
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