13位のアウクスブルクも油断できない状況
16位デュッセルドルフ 勝点28 33得点60失点 得失点差-27
残り対戦相手:ドルトムント(H)、ライプツィヒ(A)、アウグスブルク(H)、ウニオン(A)
悪くない試合をしていても、最後のところで勝ち点につながらない試合が続いている。チャンスを多く作り出しても決定機を生かせなかったり、せっかく秩序だった守備で守りきれそうだったのに不用意なミスで失点したりと、試合運びの拙さがもったいない。
残りの対戦カードが理想的とはいえないのも痛いところだ。来季チャンピオンズ・リーグ(CL)出場権を争っているドルトムント、ライプツィヒとの2連戦は勝ち点を取れないまでも、最後の2試合に向けて粘りのある試合展開を見せられるか。
15位マインツ 勝点31 39得点62失点 得失点差ー23
残り対戦相手:アウグスブルク(H)、ドルトムント(A)、ブレーメン(H)、レバークーゼン(A)
30節フランクフルトとのダービーを2-0で勝利できたのは大きい。昨シーズンも終盤の追い上げから最終節で残留を決めており、そうした経験がある点はプラスに考えられる。
ここにきて起用されるようになったダニー・ラッツァやダニエル・ブロジンスキらベテラン勢が、若手選手からうまくプレッシャーを取り除いているのも好材料。ただ残留を争う直接相手とCL出場権を狙う2チームとの対戦となるだけに、一歩間違えば4連敗の危険性もある。今季も最終節まで気が抜けない戦いが続くだろう。
残り対戦相手:ドルトムント(H)、ライプツィヒ(A)、アウグスブルク(H)、ウニオン(A)
悪くない試合をしていても、最後のところで勝ち点につながらない試合が続いている。チャンスを多く作り出しても決定機を生かせなかったり、せっかく秩序だった守備で守りきれそうだったのに不用意なミスで失点したりと、試合運びの拙さがもったいない。
残りの対戦カードが理想的とはいえないのも痛いところだ。来季チャンピオンズ・リーグ(CL)出場権を争っているドルトムント、ライプツィヒとの2連戦は勝ち点を取れないまでも、最後の2試合に向けて粘りのある試合展開を見せられるか。
15位マインツ 勝点31 39得点62失点 得失点差ー23
残り対戦相手:アウグスブルク(H)、ドルトムント(A)、ブレーメン(H)、レバークーゼン(A)
30節フランクフルトとのダービーを2-0で勝利できたのは大きい。昨シーズンも終盤の追い上げから最終節で残留を決めており、そうした経験がある点はプラスに考えられる。
ここにきて起用されるようになったダニー・ラッツァやダニエル・ブロジンスキらベテラン勢が、若手選手からうまくプレッシャーを取り除いているのも好材料。ただ残留を争う直接相手とCL出場権を狙う2チームとの対戦となるだけに、一歩間違えば4連敗の危険性もある。今季も最終節まで気が抜けない戦いが続くだろう。
14位ウニオン・ベルリン 勝点32 35得点53失点 得失点差-18
残り対戦相手:ケルン (A)、パーダーボルン(H)、ホッフェンハイム(A)、デュッセルドルフ(H)
前半戦の勢いは止まり、徐々に順位を下げてきている。リーグ戦では23節でフランクフルトに勝利して以来、7試合勝ち星がない(2分5敗)。そして強豪との対戦は残っていないが、残留を争うライバルとの直接対決があるため、ここでつまづくと一気に勝ち点差を詰められてしまう恐れがある。信じられる強みとしては、バイエルンを苦しめるほどチームとしての組織守備の完成度は高いため、辛抱強く戦い、勝点を少しずつ積み重ねていければ、念願の1部残留を果たすことができるはずだ。
13位アウグスブルク 勝点32 41得点57失点 得失点差-16
残り対戦相手:マインツ(A)、ホッフェンハイム(H)、デュッセルドルフ(A)、ライプツィヒ(H)
後半戦絶不調のシャルケにこそ3−0で勝利したが、最下位パーダーボルンに引き分けるなど、ここ5試合で勝点5は満足のいくものではない。残留争いをしているチームの中では安定感がある方で大崩れはせず、残り4試合で必要な勝ち点を稼ぐ可能性は低くはない。
とはいえ、前節ケルン戦では大事なPKを外し、さらにもう一度あわやというシーンでPKをもらえなかったことに監督が激昂するなどの場面も。ギリギリの戦いで冷静さを保つことができるかが鍵となりそうだ。ようやくケガから復帰したアイスランド代表FWアルフレッド・フィンボガソンに期待が集まる。
筆者プロフィール/中野吉之伴(なかの きちのすけ)
ドイツサッカー協会公認A級ライセンスを保持する現役育成指導者。執筆では現場での経験を生かした論理的分析が得意で、特に育成・グラスルーツサッカーのスペシャリスト。著書に「サッカー年代別トレーニングの教科書」「ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする」。WEBマガジン「中野吉之伴 子どもと育つ」(https://www.targma.jp/kichi-maga/)を運営中