「ジュニーニョは“神”でした」
あと、興梠(慎三)はまだ精神的に成熟していなかった印象ですけど、とにかくクレバー。ただ、それを上回るのがマルキーニョスです。ひとりでシュートに持ち込める実力者だけど、周囲を使うのも上手い。この2トップは憎たらしかった。
それを支えていたのが本山(雅志)さんと野沢(拓也)さんの天才MF。豪華過ぎる陣容ですよね。
最後に清水で17、18年とチームメイトだった(増田)誓志についても話をさせてください。当時、彼はレギュラーでなかったんですけど、常に自分を追い込む性格で、サッカー選手の鑑。09年の鹿島を選んだのは、彼に敬意を表す意味もあります。
それを支えていたのが本山(雅志)さんと野沢(拓也)さんの天才MF。豪華過ぎる陣容ですよね。
最後に清水で17、18年とチームメイトだった(増田)誓志についても話をさせてください。当時、彼はレギュラーでなかったんですけど、常に自分を追い込む性格で、サッカー選手の鑑。09年の鹿島を選んだのは、彼に敬意を表す意味もあります。

5月28日発売のサッカーダイジェストでは、「Jリーグ歴代最強チーム」と題し、現役選手や元日本代表など総勢50名が“歴代で最強だと思うチームトップ3”を選出!第2特集ではJ1・J2全クラブの“歴代最強チーム”なども紹介している
3位は08年の川崎です。僕がだいぶ自信を付けてノッていたシーズンで、ジュニーニョとレナチーニョと組んだ3トップは脅威だったはずです。なにより一緒にプレーしていて楽しかった。
なかでもジュニーニョは“神”でした。大事な場面で点を取る勝負強さがあるし、チャンスメイクも秀逸。僕が点を奪えていたのは、彼のおかげです。また、ゲームを操っていたのは(中村)憲剛さんでしたけど、称賛され過ぎているのでMVPは森(勇介)さんで。
森さんはJ1、J2、J3のすべてで一発退場するなど、あまりイメージが良くないかもしれません。ただ、情に厚く、若手をすごく可愛がっていて言うなれば“寅さん”。そんなキレイじゃないかな(笑)。もちろんピッチ上でも心強く、サイドからのドリブルは切れ味抜群で、不可欠な存在でした。
――◆――◆――
取材・文●古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)
※『サッカーダイジェスト』2020年6月11・25合併号より転載。
【詳細情報】2020年6月11.25日合併号
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なかでもジュニーニョは“神”でした。大事な場面で点を取る勝負強さがあるし、チャンスメイクも秀逸。僕が点を奪えていたのは、彼のおかげです。また、ゲームを操っていたのは(中村)憲剛さんでしたけど、称賛され過ぎているのでMVPは森(勇介)さんで。
森さんはJ1、J2、J3のすべてで一発退場するなど、あまりイメージが良くないかもしれません。ただ、情に厚く、若手をすごく可愛がっていて言うなれば“寅さん”。そんなキレイじゃないかな(笑)。もちろんピッチ上でも心強く、サイドからのドリブルは切れ味抜群で、不可欠な存在でした。
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取材・文●古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)
※『サッカーダイジェスト』2020年6月11・25合併号より転載。
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