ボランチ長谷部の重要性が不在中に改めて浮き彫りに。
長谷部 誠(フランクフルト:9位)
[前半戦成績]17試合:0得点・2アシスト
[後半戦初戦]1月31日(日本時間31日23:30)フライブルク戦(A)
4-1-3-2システムの1ボランチとして地歩を固めている長谷部の重要性は、アジアカップ参戦中に改めて浮き彫りに。このアンカーを欠いたフランクフルトは1月のテストマッチで、17試合で9得点の貧打に喘ぐハンブルクに3ゴールを献上し、スイス2部のセルベッテには4ゴールを叩き込まれた。
CBのマルコ・ルスが「DFラインの前で僕らを落ち着かせるプレーができる」と評する長谷部の代役は事実上不在。1月29日にチーム練習に復帰したばかりで、疲労は少なからず蓄積されているはずだが、本人は「準備はできている」と31日のフライブルク戦での先発出場を視野に入れる。
後半戦のチーム目標はヨーロッパリーグ出場権が得られる6位以内。その実現には入団1年目にして中心選手となった長谷部の活躍が欠かせない。
乾 貴士(フランクフルト:9位)
[前半戦成績]15試合:1得点・5アシスト
[後半戦初戦]1月31日(日本時間31日23:30)フライブルク戦(A)
2列目左サイドの定位置を争っているルーカス・ピアゾンが、冬季キャンプでアピールに成功。しかし、リーグ戦の再開を目前にしての夜遊びが発覚し、トーマス・シャーフ監督の逆鱗に触れた。1月31日のフライブルク戦には、乾が先発出場する可能性が高まっている。日本代表のドリブラーに対する指揮官の評価は高く、継続的な出番が得られそうだ。
ピアゾンより買われているのは守備で、帰陣スピードは以前より速まっている。あとはアジアカップでも露呈した課題の決定力を磨けるか。ボール保持時もオフ・ザ・ボールの動きも悪くなく、フィニッシュに絡む頻度は高いだけに“結果”が欲しい。
酒井高徳(シュツットガルト:15位)
[前半戦成績]13試合:0得点・1アシスト
[後半戦初戦]1月31日(日本時間31日23:30)ボルシアMG戦(H)
アグレッシブな攻撃参加は健在ながら守備の安定感を欠き、アルミン・フェー前政権下ではバックアッパー降格を経験した。
巻き返したのはフーブ・ステフェンス新監督が就任した13節以降。ウインターブレイク前の3試合にフル出場を果たし、守備の安定化(3試合で1失点)に一役買った。もっとも、アジアカップの全4試合にフル出場した事情もあり、再開初戦のボルシアMG戦はベンチスタートが有力だ。
細貝 萌(ヘルタ・ベルリン:13位)
[前半戦成績]16試合:0得点・1アシスト
[後半戦初戦]2月1日(日本時間1日23:30)ブレーメン戦(A)
大きな存在感を放った昨シーズンのプレー水準にはなく、アジアカップのメンバーから落選。もっとも、チームメイトに負傷離脱者が相次いだ前半戦は16試合に出場する働きぶりで、ヨス・ルフカイ監督からの厚い信頼をうかがわせた。
ウインターブレイク明けの初戦(2月1日ブレーメン戦)は累積警告で欠場するものの、古巣のレバークーゼンを本拠地で迎え撃つ19節からの先発復帰が有力視される。
本人が口にする修正点は、プレーの判断スピード。1試合平均で1.6回にとどまっているインターセプトの回数(ライバルのニーメイヤーは2.7回)など、守備面にもさらなる磨きをかけられるか。
原口元気(ヘルタ・ベルリン:13位)
[前半戦成績]10試合:0得点・1アシスト
[後半戦初戦]2月1日(日本時間1日23:30)ブレーメン戦(A)
左ウイングとしてフル出場した開幕戦を含め、前半戦のスタメンは5試合止まり。10月以降は控え要員に甘んじるなど、ブンデスリーガ参戦1年目は苦しいスタートとなった。
ただ、風向きは変わりつつある。冬季キャンプ中のテストマッチでは怪我で不在だったロイ・ベーレンスに代わり、右ウイングとして全3試合に先発出場。スタメンが濃厚な再開初戦のブレーメン戦(2月1日)のパフォーマンス次第では、レギュラー定着がありえる。
大迫勇也(ケルン:11位)
[前半戦成績]12試合:1得点・2アシスト
[後半戦初戦]1月31日(日本時間31日23:30)ハンブルク戦(A)
ボール捌きやオフ・ザ・ボールの動きなどのクオリティに疑いの余地はない。問題は周囲とのコンビネーション不足や、エリア内でのシュートミス。1ゴールしか奪えていない焦りからか、頭でも足でもボールをしっかりインパクトできていない場面が目立った。
現在の序列はCFの2~3番手。同ポジションのシモン・ツォラーが退団(→カイザースラウテルン)したとはいえ、チームトップの6ゴールを挙げているアンソニー・ウジャーの牙城を崩すのは簡単ではなく、当面はジョーカーの役割が中心となるかもしれない。
文:遠藤孝輔
[前半戦成績]17試合:0得点・2アシスト
[後半戦初戦]1月31日(日本時間31日23:30)フライブルク戦(A)
4-1-3-2システムの1ボランチとして地歩を固めている長谷部の重要性は、アジアカップ参戦中に改めて浮き彫りに。このアンカーを欠いたフランクフルトは1月のテストマッチで、17試合で9得点の貧打に喘ぐハンブルクに3ゴールを献上し、スイス2部のセルベッテには4ゴールを叩き込まれた。
CBのマルコ・ルスが「DFラインの前で僕らを落ち着かせるプレーができる」と評する長谷部の代役は事実上不在。1月29日にチーム練習に復帰したばかりで、疲労は少なからず蓄積されているはずだが、本人は「準備はできている」と31日のフライブルク戦での先発出場を視野に入れる。
後半戦のチーム目標はヨーロッパリーグ出場権が得られる6位以内。その実現には入団1年目にして中心選手となった長谷部の活躍が欠かせない。
乾 貴士(フランクフルト:9位)
[前半戦成績]15試合:1得点・5アシスト
[後半戦初戦]1月31日(日本時間31日23:30)フライブルク戦(A)
2列目左サイドの定位置を争っているルーカス・ピアゾンが、冬季キャンプでアピールに成功。しかし、リーグ戦の再開を目前にしての夜遊びが発覚し、トーマス・シャーフ監督の逆鱗に触れた。1月31日のフライブルク戦には、乾が先発出場する可能性が高まっている。日本代表のドリブラーに対する指揮官の評価は高く、継続的な出番が得られそうだ。
ピアゾンより買われているのは守備で、帰陣スピードは以前より速まっている。あとはアジアカップでも露呈した課題の決定力を磨けるか。ボール保持時もオフ・ザ・ボールの動きも悪くなく、フィニッシュに絡む頻度は高いだけに“結果”が欲しい。
酒井高徳(シュツットガルト:15位)
[前半戦成績]13試合:0得点・1アシスト
[後半戦初戦]1月31日(日本時間31日23:30)ボルシアMG戦(H)
アグレッシブな攻撃参加は健在ながら守備の安定感を欠き、アルミン・フェー前政権下ではバックアッパー降格を経験した。
巻き返したのはフーブ・ステフェンス新監督が就任した13節以降。ウインターブレイク前の3試合にフル出場を果たし、守備の安定化(3試合で1失点)に一役買った。もっとも、アジアカップの全4試合にフル出場した事情もあり、再開初戦のボルシアMG戦はベンチスタートが有力だ。
細貝 萌(ヘルタ・ベルリン:13位)
[前半戦成績]16試合:0得点・1アシスト
[後半戦初戦]2月1日(日本時間1日23:30)ブレーメン戦(A)
大きな存在感を放った昨シーズンのプレー水準にはなく、アジアカップのメンバーから落選。もっとも、チームメイトに負傷離脱者が相次いだ前半戦は16試合に出場する働きぶりで、ヨス・ルフカイ監督からの厚い信頼をうかがわせた。
ウインターブレイク明けの初戦(2月1日ブレーメン戦)は累積警告で欠場するものの、古巣のレバークーゼンを本拠地で迎え撃つ19節からの先発復帰が有力視される。
本人が口にする修正点は、プレーの判断スピード。1試合平均で1.6回にとどまっているインターセプトの回数(ライバルのニーメイヤーは2.7回)など、守備面にもさらなる磨きをかけられるか。
原口元気(ヘルタ・ベルリン:13位)
[前半戦成績]10試合:0得点・1アシスト
[後半戦初戦]2月1日(日本時間1日23:30)ブレーメン戦(A)
左ウイングとしてフル出場した開幕戦を含め、前半戦のスタメンは5試合止まり。10月以降は控え要員に甘んじるなど、ブンデスリーガ参戦1年目は苦しいスタートとなった。
ただ、風向きは変わりつつある。冬季キャンプ中のテストマッチでは怪我で不在だったロイ・ベーレンスに代わり、右ウイングとして全3試合に先発出場。スタメンが濃厚な再開初戦のブレーメン戦(2月1日)のパフォーマンス次第では、レギュラー定着がありえる。
大迫勇也(ケルン:11位)
[前半戦成績]12試合:1得点・2アシスト
[後半戦初戦]1月31日(日本時間31日23:30)ハンブルク戦(A)
ボール捌きやオフ・ザ・ボールの動きなどのクオリティに疑いの余地はない。問題は周囲とのコンビネーション不足や、エリア内でのシュートミス。1ゴールしか奪えていない焦りからか、頭でも足でもボールをしっかりインパクトできていない場面が目立った。
現在の序列はCFの2~3番手。同ポジションのシモン・ツォラーが退団(→カイザースラウテルン)したとはいえ、チームトップの6ゴールを挙げているアンソニー・ウジャーの牙城を崩すのは簡単ではなく、当面はジョーカーの役割が中心となるかもしれない。
文:遠藤孝輔