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【安永聡太郎】クラシコ徹底解剖!マドリー勝利を呼び込んだ「53分54秒」の“変化”とクロースの“二つの動作”。バルサは「メッシ問題」を解決できず…

カテゴリ:連載・コラム

木之下潤

2020年03月04日

バルサが今後2年くらい抱える「メッシ問題」

マルセロ(左端)に防がれたこのシーンなど、メッシに何度か決定機が訪れたが……。(C)Getty Images

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 それに対してバルサは、先日行なわれたチャンピオンズ・リーグのラウンド・オブ16のナポリ戦(第1レグ。1-1のドローで終了)を見ても、キケ・セティエン監督がバルサを率いるのは、正直キツいな、と個人的には思っています。もちろんメッシが32歳である現実を直視すると、誰がやっても難しいのですが、キケ・セティエン監督は今後2年間くらいバルサが抱えるだろう「メッシ問題」を処理しきれない感じがあります。

 結局、メッシがスーパーであり、レジェンドであるがゆえに、周囲が彼に気を使い過ぎている。たしかに、前半にもチームとしていいプレーをしていた時間はありました。でも、みんながメッシを探してしまっているんですよね。

 どの選手も、自分で行けるシーンはたくさんありました。でも、なぜか彼を探してしまう。「どうにかしてメッシにボールを預けよう」とした気持ちがありありとしています。
 
 とはいえ、バルサにもいい形を作り出したシーンはありました。

 たとえば、MFアルトゥールが抜け出してGKクルトワと1対1になってシュートをGKに当てて外したシーン。そして、後半途中から投入されたFWブライトワイトがDFマルセロの背後を取って、GKテア・シュテーゲンとの1対1からシュートを打ったシーン。しかし、これ以外は「あれ、行ってもいいんじゃない」と思うようなシーンも、バルサの選手は必ずメッシを探してボールをつけようとしていました。

 当然、メッシがすべての局面、特に「メッシゾーン」(敵陣の右前線あたりのエリア)で準備を整えていればいいんですけどね。

 バルサは2年くらいかけて、強豪チームを相手にしてもメッシの力を借りずにサリーダ・デ・バロンがスムーズに進むように、アルトゥールとデヨングを獲得しました。しかし、現実は彼ら二人がボールに絡む前に、メッシがポジションを下げてきて中盤でのゲームメイクに関わってしまっている。この状態だと、二人が同時にピッチに立つ意味がなくなってしまいますよね。
 
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