秋葉監督とはU-20W杯で選手とコーチの関係で
そして、もうひとつ理由がある。秋葉忠宏監督の存在だ。U-20日本代表でコーチを務めていただけに指揮官には全幅の信頼を寄せる。「信頼できる人がいるのは大きかった。水戸が最も『このクラブで頑張りたい』と思わせてくれるクラブだったので決めました」と移籍の経緯を語る。
華々しい水戸でのデビュー戦。しかし、「途中からゲームをコントロールできていなかった。もう少しリーダーシップを取って、声を出して落ち着かせればよかった」と悔しさを露わに。そして力強い口調でこう口にした。
華々しい水戸でのデビュー戦。しかし、「途中からゲームをコントロールできていなかった。もう少しリーダーシップを取って、声を出して落ち着かせればよかった」と悔しさを露わに。そして力強い口調でこう口にした。
「僕は上のカテゴリーから移籍してきただけあって、多少はサポーターから期待されていると思う。そういうプレッシャーを感じながらプレーすることで選手としてさらに成長できるはずです。なので、点を取れなくてもプレーの質でチームを引っ張って、勝利に貢献できるようにしたい。自分自身にプレッシャーをかけながら、皆の期待に応えられるような選手に――」
開幕戦のゴールはほんの挨拶代わり。若きリーダーとして、勝利に向けてチームを引っ張っていく。その自覚と覚悟が山田康太を、プリンスを、さらに輝かせることだろう。
取材・文●佐藤拓也(フリーライター)
開幕戦のゴールはほんの挨拶代わり。若きリーダーとして、勝利に向けてチームを引っ張っていく。その自覚と覚悟が山田康太を、プリンスを、さらに輝かせることだろう。
取材・文●佐藤拓也(フリーライター)