【U-20W杯】「オォー!」イタリア戦で会場を沸かせた山田康太のセンス溢れるワンプレー

カテゴリ:国際大会

志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

2019年05月30日

テクニックやアイデアは出せている。

3戦連続スタメンの山田⑯は好パフォーマンスを続けている。(C)Getty Images

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[U-20ワールドカップ]U-20日本 0-0 U-20イタリア/5月29日/ブィドゴシュチスタジアム
 
 日本はイタリアと0-0で引き分け、U-20ワールドカップのグループBを勝点5の2位で突破した。決勝トーナメント進出に貢献した立役者のひとりが山田康太だろう。
 
 初戦のエクアドル戦では1点ビハインドで迎えた68分に同点弾を決め、勝点1獲得に貢献。続くメキシコ戦、イタリア戦ともに先発し、3試合とも激しいプレッシングで高い守備強度を保っていた点も素晴らしかった。
 
 山田自身も「守備では自分の求められていることをしっかりこなすところを意識してやっていて、攻撃面では要所でテクニックだったり、アイデアだったりで違いを見せられたと思っています。だけど、イタリア相手には最後の局面で止められてしまう。もうひとつ何か足りないのかなと思うので、そこは考えながら練習も残り少ないですけど、詰めていきたいです」と自己評価をしつつ、今後への課題にも目を向けた。
 
 前述の言葉通り、グループステージ3戦では要所でテクニックを見せていた。それを象徴するのが、イタリア戦での58分のワンプレー。自陣中央で少し浮いたルーズボールをコントロールし、シャペウ(浮き球で敵の頭上を通す)で相手DFをかわしてみせたのだ。
 
 これには、会場も「オォー!」と湧いた。ただ、当の本人は「ああいうのは得意で、相手が来ていたのは分かっていたし、来る前からイメージはできていて、イメージ通りの交わし方だったので、ああいうのは増やしていけたらと思います」と平然としている。
 
 根底にあるのは、自信だという。だからといって「慢心とかはなくて、常に良い準備ができているのかなと思います」と述べており、そこに好パフォーマンスができる要因があると言っていいだろう。
 
 今後も「守備であれ攻撃であれ、チームが勢いづくプレー、士気が上がるプレーを数多くできればと思います」と意気込む。まだまだ山田のプレーからは目が離せない。
 
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
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