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2020年の“リアル”南葛SCが掲げる「ワクワクするサッカー」――公式戦での試みから見えてきたのは…

カテゴリ:特集

伊藤 亮

2020年02月28日

「注目するのは“相手に関係なく自分たちのつながりが見えたシーン”」

東京カップでは、二次戦まで駒を進めている南葛SC。さらなる快進撃を見せられるか。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 試合内容の検討に関しても、島岡監督の見るべきポイントは絞られている。

「現在トレーニングしていることはすぐに試合でできるようにはならないし、時間をかけながらやっていかないといけない。その一方で試合を見るとなった時、注目するのは“相手に関係なく自分たちのつながりが見えたシーン”です。HOSEI Football Lab戦では1回見えました。回数は少ないですが、1回できれば練習を積んでいけば2回にも3回にも増やしていける。そして今後重要になるのは1回できればOKなのではなく、それ以上を目指してトライしていく姿勢を持つことです」

 公式戦ではないが、練習試合で“相手に関係なく自分たちのつながりが見えたシーン”があったことを島岡監督は評価していた。

「相手は関係なく、SBに入っていた加藤(颯人)が得点したシーンがありました。相手がボールに触れることなく点を取ったのですけど、この時のように誰が点を取ってもおかしくないサッカーができれば面白いと思うんですけどね」

 伝える言葉を大切にする島岡監督は、逆にチームの特徴や色といった“形”を明言することは避ける。変に言語化してしまい選手たちの意識が凝り固まってしまうのは、これからトライしようとしていることの障害になりかねないからだ。

「チームの色はあってないようなもので。また、チームは変わっていくものです。それを“南葛SCはこんなチームです”と決めてしまったら意識が寄っていってしまう。今よりもっと変化していきたいとみんなが思えば、いかようにでもチームは変わっていきます。選手、スタッフ一人ひとりがみんなでチームを作っている感覚を持ってもらいたい」
 
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