大会中に矢板中央が行なった実際の分析とは?
編集された映像は、スマートフォンでいつでもどこでも確認することができる。髙橋健二監督も、アプリを上手く活用できていることに手応えを感じているようだ。
「選手たちはロッカールームで試合の直前まで映像のチェックをしています。今年のチームは、ここ2年に比べて弱かったため、その分相手の研究を選手たちが積極的にやってくれている」
例えば、2回戦の大手前高松(香川)戦では、相手のMF滝平昴也の驚異的なロングスローの分析を徹底的に行なった。長江によると、1回戦だけでなく、県予選決勝の映像もアプリで解析し、どこまで飛ぶのか、どの選手に合わせるのか、どこにストーンを置けば効果的なのか、確認し合ったという。
ただ、この試合では矢板中央の高さを警戒した大手前高松に裏をかかれ、グラウンダーのスローインから失点を喫した。当然ながら、分析結果に頼り過ぎてしまうと、想定外の事態に対応できないというケースも考えられるだろう。
土井氏によると、毎年200パーセントぐらいのペースで導入するチームが増加しているという。今年度にプリンスリーグ関西に昇格した全3チーム、三田学園(兵庫)、興國、近江(滋賀)や、来年度からプリンスリーグ関西に昇格する履正社(大阪)、同じくプリンスリーグ東北に参入する帝京安積(福島)もユーザーのひとつ。結果を残している高校が増えているのは明らかだ。
令和の時代では、こういった分析アプリの活用がトレンドになる可能性は十分にある。
取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)
「選手たちはロッカールームで試合の直前まで映像のチェックをしています。今年のチームは、ここ2年に比べて弱かったため、その分相手の研究を選手たちが積極的にやってくれている」
例えば、2回戦の大手前高松(香川)戦では、相手のMF滝平昴也の驚異的なロングスローの分析を徹底的に行なった。長江によると、1回戦だけでなく、県予選決勝の映像もアプリで解析し、どこまで飛ぶのか、どの選手に合わせるのか、どこにストーンを置けば効果的なのか、確認し合ったという。
ただ、この試合では矢板中央の高さを警戒した大手前高松に裏をかかれ、グラウンダーのスローインから失点を喫した。当然ながら、分析結果に頼り過ぎてしまうと、想定外の事態に対応できないというケースも考えられるだろう。
土井氏によると、毎年200パーセントぐらいのペースで導入するチームが増加しているという。今年度にプリンスリーグ関西に昇格した全3チーム、三田学園(兵庫)、興國、近江(滋賀)や、来年度からプリンスリーグ関西に昇格する履正社(大阪)、同じくプリンスリーグ東北に参入する帝京安積(福島)もユーザーのひとつ。結果を残している高校が増えているのは明らかだ。
令和の時代では、こういった分析アプリの活用がトレンドになる可能性は十分にある。
取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)