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【中国戦|戦評】可能性を示した遠藤、森島、上田の“東京五輪世代トリオ”。一方で空中戦は警戒していたはずなのに…

カテゴリ:日本代表

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2019年12月11日

一方で課題を挙げるなら

相手の高さを警戒していたはずだったが、終盤に失点。試合後に三浦は「クロス対応は修正しないといけない」と反省した。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 U-22代表で何度か揃って招集されたとはいえ、この3人が同時にピッチに立ったのは、2回、昨年3月のパラグアイ遠征のチリ戦とベネズエラ戦のみだ。それも、その2試合で計13分間ほど。ほとんど初めてに近い状態で、コンビネーションがうまくいったのはフィーリングが合っていたからだろう。

 残りの2試合でさらに感覚が合ってくれば、今大会の軸になるかもしれないし、今後代表チームのオプションとなる可能性もある。

 一方で課題を挙げるなら、相手の強みがフィジカルにあるとスカウティングしていながら、クロスを簡単に放り込まれていた守備にある。

 終盤の失点シーンがまさにその形で、アーリークロスから警戒していた長身FWドン・シュエシェンにヘディング弾を浴びた。
 
 リベロでフル出場した三浦弦太は以下のように、守備を振り返る。

「前半からいい形でプレッシャーがかけられた時は、ボールを奪えましたけど、ちょっと疲労が出てきた終盤は、ボールホルダーにプレッシャーをかけられずにフリーでクロスだったり、危ないシーンを作られていた。そこでチームとしてしっかり押し上げて、試合を通してボールにプレッシャーをかけられればよかった」

 橋本拳人らの潰しが効いていた前半は、ほとんど決定機を作られていなかったものの、陣形が間延びした後半は、ボールの奪いどころが明確ではなかった。53分にはポスト直撃のピンチを迎え、82分にはバイタルエリアで相手選手をフリーにして、あわやというシュートを浴びた。

 もっとも前述したように、まだ集まってから3日ほどしか経っていないのだから、ある程度の連係ミスは許容できる。次戦の香港戦、その次の韓国戦に向けた課題は、守備の連動性となりそうだ。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
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