• トップ
  • ニュース一覧
  • 小川航基、福満隆貴らに続く「補強」をフロントが明言!強化費リーグ最少レベルの水戸は、なぜ即戦力を獲れるのか

小川航基、福満隆貴らに続く「補強」をフロントが明言!強化費リーグ最少レベルの水戸は、なぜ即戦力を獲れるのか

カテゴリ:Jリーグ

佐藤拓也

2019年07月26日

夏のウインドーは8月16日まで。西村強化部長は 「補強はまだ終わりではありません」

福満は64分から出場し、攻撃を活性化した。写真:滝川敏之

画像を見る

 とはいえ、前述の通り、水戸はリーグ最少レベルの強化費で運営しているチーム。それは今季も変わっていない。その中でふたりを獲得する資金を調達するのは簡単ではなかったはず。西村強化部長はこう説明する。
 
「伊藤槙人の違約金があったからです」
 
 昨季守備のリーダーに育った伊藤は今季もチームに抜群の安定感をもたらし、リーグ最少失点のチームの中で圧倒的な存在感を示してきた。しかし、6月末にJ1の横浜F・マリノスへの移籍が決定。チームにとって大きな痛手となった。だが、そこで立ち止まることはできなかった。伊藤の移籍を無駄にしないためにも、入ってくる違約金を最大限に生かそうと西村は動いたのだった。
 
「正直なところ、伊藤の移籍は想定外でした。でも、彼を移籍させなければ、ふたりを獲得することはできませんでした」
 

 不測の事態に屈することなく、それを生かしてさらに力強くチームを前進させる。西村強化部長の強い意志がふたりの獲得を実現させた。また、7月19日には湘南ベルマーレからレレウの獲得を発表。さらに攻撃のオプションが増えることが予想される。
 
 7月19日に開いた夏のウインドー(第2次登録期間)は8月16日まで続く。「主力の流出も含めて、まだ何が起こるか分からない」と西村強化部長は言う。そして、強い口調でこう続けた。

「補強はまだ終わりではありません」
 
 さらに強くなるために、打てる手をすべて打つ。西村強化部長の揺るぎない信念が水戸の歴史を変えていく。
 
取材・文●佐藤拓也(フリーライター)
【関連記事】
「驚くべきはそのメンタリティーだ!」マドリー番記者が語り尽くす、久保建英の“リアル評”
J2首位を快走する水戸の原動力は一体感。良好なチーム状態を裏付ける監督・スタッフの秘話
【鹿島】「マジ楽しくない」だから今季は“ふざける”。プロ9年目の土居聖真の真実
安部裕葵はBチームでレギュラーを奪うのも難しい? バルサの逸材たちがチェルシー戦で見せたポテンシャル
半年がかりの決断…鹿島がFW上田綺世の前倒し加入を正式発表! 法大サッカー部を退部して7月28日にチーム合流

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ