随所にキレキレ。前線で抜群の存在感を発揮
今季の土居聖真は、ちょっと違う。
プロ9年目の27歳。「経験の塊みたいなものが、ある程度、形になったのが今かな。年齢も、経験も、クラブでの立ち位置も、そういうものがギュッと詰まって、それをプレーで示せている」と手応えを口にする。
今季のJ1では、大分との開幕戦こそ途中出場だったが、その後は19節の仙台戦まですべて先発に名を連ねるなど、不動のレギュラーとして奮闘を続けている。得点は4ゴールと、現時点でそこまで際立つ数字を残しているとは言えないが、6節の名古屋戦(〇2-1)では逆転勝利を呼び込む同点弾、14節のG大阪戦(△1-1)でもチームを敗戦から救うゴールと、ここぞという時に頼りになる働きぶりを披露している。
連覇を狙うACLでは、広島とのラウンド16、1-0で勝利したホームでの第1レグではセルジーニョの決勝点をアシストし、第2レグは2-3の敗戦も、8強進出に導く値千金のアウェーゴール2発を叩き込む。ここにきて決定的な仕事が増えた印象だが、とにかく随所にキレキレのプレーを見せ、前線で抜群の存在感を発揮しているのだ。
継続的なハイパフォーマンスの理由は「楽しむこと」。それは久しく忘れかけていた感情でもあった。
近年を思い返せば、「良くも悪くも、真面目にサッカーをやりすぎていた」。こういうボールが来たら、こうしなければいけない。こういうシチュエーションでは、このプレーを選択するべきだ。そんなセオリーに沿った振る舞いを、最優先に考えている自分がいた。
なぜ、そうなったのか。
「ここ2年ぐらいは、『これからはチームを引っ張っていかなければ』とか『聖真はそういう年齢になったから』とか、そんな声も聞こえてきて。ユース出身だし、伝統の8番だし、とか。もちろん、自覚はありましたよ。でも、周りのそういう期待のせいにするつもりは全然ないんですけど、ふざけたプレーはできない、“かたく”サッカーをしなくちゃ、頑張ってやらないと、みたいに考えるようになって……」
【鹿島2-1鳥栖PHOTO】主力が移籍も問題なし!若手も台頭し勝利した鹿島が3連勝!
プロ9年目の27歳。「経験の塊みたいなものが、ある程度、形になったのが今かな。年齢も、経験も、クラブでの立ち位置も、そういうものがギュッと詰まって、それをプレーで示せている」と手応えを口にする。
今季のJ1では、大分との開幕戦こそ途中出場だったが、その後は19節の仙台戦まですべて先発に名を連ねるなど、不動のレギュラーとして奮闘を続けている。得点は4ゴールと、現時点でそこまで際立つ数字を残しているとは言えないが、6節の名古屋戦(〇2-1)では逆転勝利を呼び込む同点弾、14節のG大阪戦(△1-1)でもチームを敗戦から救うゴールと、ここぞという時に頼りになる働きぶりを披露している。
連覇を狙うACLでは、広島とのラウンド16、1-0で勝利したホームでの第1レグではセルジーニョの決勝点をアシストし、第2レグは2-3の敗戦も、8強進出に導く値千金のアウェーゴール2発を叩き込む。ここにきて決定的な仕事が増えた印象だが、とにかく随所にキレキレのプレーを見せ、前線で抜群の存在感を発揮しているのだ。
継続的なハイパフォーマンスの理由は「楽しむこと」。それは久しく忘れかけていた感情でもあった。
近年を思い返せば、「良くも悪くも、真面目にサッカーをやりすぎていた」。こういうボールが来たら、こうしなければいけない。こういうシチュエーションでは、このプレーを選択するべきだ。そんなセオリーに沿った振る舞いを、最優先に考えている自分がいた。
なぜ、そうなったのか。
「ここ2年ぐらいは、『これからはチームを引っ張っていかなければ』とか『聖真はそういう年齢になったから』とか、そんな声も聞こえてきて。ユース出身だし、伝統の8番だし、とか。もちろん、自覚はありましたよ。でも、周りのそういう期待のせいにするつもりは全然ないんですけど、ふざけたプレーはできない、“かたく”サッカーをしなくちゃ、頑張ってやらないと、みたいに考えるようになって……」
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