「彼らが上手くプレスをかけてくれるからこそ…」(栗山)
──前半戦(21節)を終えて首位。この結果をどう捉えていますか?
栗山 捉え方次第です。結果だけで判断するなら、(上位に行けなかった)昨季よりは良い。ただ、内容的には物足りないというか、J1昇格を狙うなら改善すべき点がたくさんあると思います。
熊本 クリくんと同意見です。チームのパフォーマンスをより高めていきたいです。
──改善点を具体的に教えてもらえますか?
栗山 ひとつはゴール。もっと決めないといけません。もうひとつはピンチの数を減らす。相手に決定的な場面を作らせないように守備をより一層安定させないといけません。
──とはいえ、22節までの14失点は今季のJ2リーグで最少です。
栗山 忘れてはいけないのが、前の選手(ジェフェルソン・バイアーノや坂元達裕など)の献身です。彼らが上手くプレスをかけてくれるからこそ、僕たちディフェンダーは的確なポジション取りができて、最後のところで身体を張れるのです。
熊本 本当にそうだと思います。前の選手たちがパスコースを切ってくれるおかげで、後ろにいる僕たちは次の展開を読みやすいし、かなり助かっています。
──たとえ押し込まれても最終的には勝つ。今季前半戦はそういう試合が多かった印象ですが、勝負強さの要因は?
栗山 半分は運でしょう。
──もう半分は?
栗山 外から入ってくるボールを跳ね返す確率が昨季よりも格段に高まっています。前線の選手の頑張りもあって、サイドに追い込む守備ができているのが大きいですね。中を固めて外に追いやって、ゴール前に蹴り込まれたボールをクリアする。ここまで大崩れしないのは、そういうアクションを組織としてできているからです。
熊本 ある程度上手く守れている感覚はあります。
栗山 キャンプで積み上げてきたものがあるからね。
栗山 捉え方次第です。結果だけで判断するなら、(上位に行けなかった)昨季よりは良い。ただ、内容的には物足りないというか、J1昇格を狙うなら改善すべき点がたくさんあると思います。
熊本 クリくんと同意見です。チームのパフォーマンスをより高めていきたいです。
──改善点を具体的に教えてもらえますか?
栗山 ひとつはゴール。もっと決めないといけません。もうひとつはピンチの数を減らす。相手に決定的な場面を作らせないように守備をより一層安定させないといけません。
──とはいえ、22節までの14失点は今季のJ2リーグで最少です。
栗山 忘れてはいけないのが、前の選手(ジェフェルソン・バイアーノや坂元達裕など)の献身です。彼らが上手くプレスをかけてくれるからこそ、僕たちディフェンダーは的確なポジション取りができて、最後のところで身体を張れるのです。
熊本 本当にそうだと思います。前の選手たちがパスコースを切ってくれるおかげで、後ろにいる僕たちは次の展開を読みやすいし、かなり助かっています。
──たとえ押し込まれても最終的には勝つ。今季前半戦はそういう試合が多かった印象ですが、勝負強さの要因は?
栗山 半分は運でしょう。
──もう半分は?
栗山 外から入ってくるボールを跳ね返す確率が昨季よりも格段に高まっています。前線の選手の頑張りもあって、サイドに追い込む守備ができているのが大きいですね。中を固めて外に追いやって、ゴール前に蹴り込まれたボールをクリアする。ここまで大崩れしないのは、そういうアクションを組織としてできているからです。
熊本 ある程度上手く守れている感覚はあります。
栗山 キャンプで積み上げてきたものがあるからね。
──攻撃面に目を向ければ、熊本選手のアグレッシブなオーバーラップが光ります。
栗山 上がっていくタイミングは昨季よりだいぶ良くなりました。アシストも決めているし、チームの貴重な武器になっています。
熊本 クリくんやタクさん(本田拓也)に「今は行くな‼」と止められる時も少なくないので、より判断力を磨かないとダメですね。
──ただ、熊本選手の運動量は半端ないです。試合終盤でも攻め上がるスピードが落ちません。
熊本 走れるようになったのが大きいです。上下動を繰り返しできるようになったのは、厳しいトレーニングのおかげです。
──フィジカルコーチのエルシオさんの存在が大きいと?
栗山 もちろん。ただ、エルシオはトレーニングだけじゃなくて雰囲気作りも上手い。彼は何をやるにしても必ず「チームで」と言うんです。なにより“まとまり”を大事にしていて、選手たちもそれを意図的に意識するようになりました。エルシオが来て、チームワークは断然良くなりましたよ。
熊本 キャンプがスタートした頃は選手全員での声出しとか戸惑うこともありましたが、やっていくうちにチームの一体感を感じるようになって。そこからはエルシオのやり方を信じてやっています。
栗山 上がっていくタイミングは昨季よりだいぶ良くなりました。アシストも決めているし、チームの貴重な武器になっています。
熊本 クリくんやタクさん(本田拓也)に「今は行くな‼」と止められる時も少なくないので、より判断力を磨かないとダメですね。
──ただ、熊本選手の運動量は半端ないです。試合終盤でも攻め上がるスピードが落ちません。
熊本 走れるようになったのが大きいです。上下動を繰り返しできるようになったのは、厳しいトレーニングのおかげです。
──フィジカルコーチのエルシオさんの存在が大きいと?
栗山 もちろん。ただ、エルシオはトレーニングだけじゃなくて雰囲気作りも上手い。彼は何をやるにしても必ず「チームで」と言うんです。なにより“まとまり”を大事にしていて、選手たちもそれを意図的に意識するようになりました。エルシオが来て、チームワークは断然良くなりましたよ。
熊本 キャンプがスタートした頃は選手全員での声出しとか戸惑うこともありましたが、やっていくうちにチームの一体感を感じるようになって。そこからはエルシオのやり方を信じてやっています。