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柴崎岳と中島翔哉の「東京五輪行き」は鉄板。コパ・アメリカで浮かび上がったオーバーエイジの残り1枠は?

カテゴリ:日本代表

佐藤俊

2019年06月25日

とりわけエクアドル戦はOA枠の選手に必要な要素が見えた試合だった

 OA枠もボランチの柴崎岳と攻撃的MFの中島翔哉は、現段階ではほぼ確定だろう。
 とりわけ柴崎はチリ戦、ウルグアイ戦に続き、エクアドル戦でも攻守の軸になり、存在感の大きさを示した。3試合目になると周囲との絡みもスムーズになり、エクアドル戦では例えば冨安がポジションを空けた後のカバーの連動が普通にできており、センターとボランチがともに互いの動きを理解し合えているのが伝わってきた。気が利いた守備ができるボランチがいてくれることはセンターバックにとって心理的に大きく、より積極的に相手にアプローチできるが、柴崎の存在がそれを可能にしている。中島も攻撃のアクセントとなり、エクアドル戦では貴重な先制ゴールを挙げた。このふたりは欠かせないパーツになっている。
 
 では、OA枠のもう一枠はどのポジションになるのか。
 北京五輪以降の五輪代表の編成を見てみるとOA枠は、北京五輪はゼロ、ロンドン五輪は吉田麻也と徳永悠平、リオ五輪は塩谷司、藤春廣輝、興梠慎三の3名だった。ざっとみると守備陣の選出が多いが、これは五輪という大会を勝ち抜くために失点を回避することを考えるためである。日本の場合、攻撃陣に優秀な選手が多く、守備がウィークになることが多いので、OA枠は守備重視の傾向だった。

 今回、コパ・アメリカでの選手起用を見ると柴崎と中島がOA枠の鉄板になり、他にはセンターバックに植田直通、GKには川島永嗣、FWでは岡崎慎司を起用している。
 
 そこで考えないといけないのがコパ・アメリカの結果だ。
 チリ戦は大敗を喫したが、ウルグアイ戦、とりわけエクアドル戦はOA枠の選手に必要な要素が見えた試合だった。
 
 2試合とも印象深かったのは、ともに多くのチャンスを作れていたことだ。コパ・アメリカのような大会で多くのチャンスを作ることは簡単ではないが、エクアドル戦では何度も決定機を作っていた。特に中島、久保、三好のユニットは昨年2連覇を達成した川崎フロンターレの家長昭博、中村憲剛、阿部浩之のユニットのように連動と連携を活かして個の力を最大限に発揮していた。2列目にはまだ、堂安律らもいるが、このユニットがベースになっていくだろう。
 
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