日本戦の真裏で起きたまさかのシーン。スアレスが乱入者を食い止めたチリ代表DFの退場を要求!?【コパ・アメリカ】

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年06月25日

乱入者を食い止めたのは「神の中指」を持つ男。

ピッチを駆け回る乱入者を食い止めたハラ(18番)。このブロックにスアレスが猛抗議した。 (C) Getty Images

画像を見る

 日本とエクアドルが激闘を繰り広げている真裏で行なわれていたチリとウルグアイの一戦で、騒動が起きた。

 現地時間6月24日に行なわれたコパ・アメリカのグループC最終節、ウルグアイとチリの一戦は、試合終盤の82分にエディンソン・カバーニがヘディング弾をねじ込んでウルグアイが1-0で勝利し、首位でベスト8進出を果たした。

 すでに決勝トーナメント行きが決定している両チームではあったが、互いに一歩も引かず、随所で激しい肉弾戦が見られた。そのなかでアクシデントが発生したのは、72分のことだった。突如、ピッチ外から鶏の被り物を装着したウルグアイ・サポーターと見られる男が乱入してきたのである。

 話題となっているのは、この直後のシーンだ。警備員の追走をかわしてピッチを横断する乱入者をハーフウェーライン付近で、チリのベテランCBゴンサロ・ハラが、足を引っ掛けて食い止める。これを見たウルグアイのルイス・スアレスが“噛みついた”のだ。

 スアレスは、瞬間的な速さで主審の下へと詰め寄り、ハラを退場にすべきだというようなジェスチャーを交えて猛抗議をしたのだ。これに他の選手たちも続き、試合は異様なムードとなった。

 ハラを始めとするチリの面々は、「乱入者を止めただけだろう」とあきれ気味な表情を浮かべたが、スアレスの抗議には意味があったのだ。というのも、南米サッカー連盟の規約12条に「選手またはその場にいた人に暴行を加えた場合、最低2試合の出場停止処分が下される」と明記してあるのだ。これを32歳のストライカーが知っていたのかは定かではない。ただ、レッドカードに相当するという主張も決してオーバーではないのだ。

 結局、主審はレッドカードはおろかイエローカードすら出さずに試合は再開されたが、そもそもウルグアイの面々が、ハラの行為に過剰に反応したのには、浅からぬ因縁が関係している。

 2015年にチリで開催されたコパ・アメリカの準々決勝で両国が相まみえた際、ハラがカバーニの肛門に中指を突っ込んで激怒させ、頭突きを受けて、退場に追い込んでいたのだ。

 主砲カバーニの退場がウルグアイにダメージを与えたのは、言うまでもない。1-0で勝利したチリは、母国での南米制覇を成し遂げ、ハラの指は「神の指」と崇められるようになった。

 そうした因縁があるからこそ、ウルグアイの面々は憎き相手への処分を求めたのだろう。ハラがまたも主役になりそうになったこの試合。決勝ゴールを決めたのは、奇しくもカバーニだった――。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト サッカーダイジェスト特別増刊
    1月8日発売
    2020 Jリーグ総集編
    J1&J2&J3全50チームの
    1年間の激闘を収録!
    完全保存版のデータブック
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト サッカーダイジェスト特別増刊
    1月8日発売
    【引退記念号】
    中村憲剛
    充実のコンテンツ
    特製ポスター付き!
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト 1月14日号
    1月14日発売
    引退記念企画
    中村憲剛を大特集!
    J1&J2全42クラブの
    最新陣容を探る!
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ワールドサッカーダイジェスト
    1月21日発売
    10年ぶりのスクデットへ!
    名門ミラン、復活
    強いロッソネーロが帰ってきた
    豪華インタビューも掲載
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVol.32
    1月15日発売
    第99回高校選手権
    決戦速報号
    山梨学院が11年ぶりV
    全47試合を総力レポート!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ