今や極めて重要な戦力
ちょうどこの頃、私は長谷川監督とCBの森重真人に同じ質問をぶつけたことがあった。「リーグ戦に限ればここまでほぼ同じスタメンで戦っています。そろそろ対策を練られても不思議ではないのに、FC東京の勢いは止まりません。その要因を教えてもらえませんか?」と。奇しくも、ふたりの答は同じだった。「久保選手の存在が大きい。今季はあそこでタメや違いを作り出せている」──。
浦和戦後の久保はルヴァンカップの鳥栖戦(4月10日)で強烈なFKから今季初ゴールを決め、J1・9節の松本戦では永井謙佑の決勝点をスルーパスでアシスト。10節のG大阪戦こそ沈黙したが、続く11節の磐田戦で劇的な決勝弾を叩き込むと、12節の札幌戦では勝負を決めるゴールまで決めている。
スタメンのひとりから、極めて重要な戦力へ。今なら確信を持って言える。久保はJ1制覇への最大のキーマンである、と。
文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
スタメンのひとりから、極めて重要な戦力へ。今なら確信を持って言える。久保はJ1制覇への最大のキーマンである、と。
文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)