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【新連載・東京2020】小川航基/後編「エース候補が抱く東京五輪への想い…強まるのは危機感」

カテゴリ:日本代表

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2019年04月15日

「綺世は僕にないものを持っている。ただ逆に…」

U-22代表のCFの座は、法政大の上田らとの争いに。「激しいポジション争いでも、しっかりと勝っていきたい」と意気込む。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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――五輪を見越して動いているのは小川選手だけではありません。海外移籍に踏み切った選手もいます。
 
「先を越されたなって感じです。もちろんそれだけがすべてではないけど、海外クラブからオファーをもらって日本を出る挑戦はステップアップになるのは間違いない。僕もいずれは海外でプレーしたいと思っているので、負けていられない」
 
――好きなリーグやチームは?
 
「好きなチームはないですね。プレーするとしたらどこだろう……ドイツなんか良いですね」
 
――今は小川選手よりも若い選手が海外でプレーし、さらにA代表に入っています。焦りは?
 
「正直あります。これまで一緒にやってきた選手が結果を残して日本代表として戦っている姿を見ると、やっぱり悔しさは溢れてきます。その焦燥感を力に変えてピッチで表現していきたいです」
 
――U-22代表には上田綺世選手や旗手怜央選手など大学生も数名招集されています。また違う刺激を受けるのでは?
 
「そうですね。その前線のふたりはすごく良い選手です。プロとは違う環境でやっているので、学ぶことは多いです」
 
――特に上田選手はCFのポジションを争うライバルでもあります。どんな印象ですか?
 
「代表で知り合うまでは彼のことをあまり知らなかったんです。大学に行った知り合いから『止められない』と聞いていたくらいで。実際に一緒にやってみて、その凄さを身に染みて感じましたね。僕にないものを持っているなと。ただ逆に綺世が持っていないものを僕は持っている。激しいポジション争いでも、しっかりと勝っていきたいです」
 
――高卒でプロ入りした小川選手にとって、大学進学のほうが良かったと羨ましく感じる点はありますか?
 
「難しいですね。大学進学と高卒でのプロ入りは、正直どっちがいいかはまだ分からないです。世間的に見てもはっきりとした答えはありませんよね。ひとつ挙げるとすれば、試合数の違いでしょうか。大学もレベルが低いわけではないですが、出番は掴みやすいかもしれません。プロでは才能がないとなかなか1年目から試合に出られませんから」
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