鹿島の名スカウトが語る上田綺世の魅力。「教えられない」と明かした唯一無二の武器は?

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年02月21日

椎本スカウトが鹿島の歴代FWたちと通ずる武器は”得点感覚”

中学時代は鹿島の下部組織に所属していた上田。ユース昇格は果たせなかったが、目覚ましい成長を遂げてトップチームに帰ってきた。(C)SOCCER DIGEST

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 Jリーグを黎明期から牽引してきた鹿島は、日本人ストライカーを多く輩出してきた。古くは黒崎久志、長谷川祥之、柳沢敦。近年では興梠慎三、大迫勇也がその最たる例だ。いずれも、Jリーグでふた桁ゴールを挙げ、日本代表でも活躍をしてきた。
 
 偉大な先輩たちが居並ぶなか、鹿島にその系譜を受け継ぐ可能性を持った点取り屋が2021年シーズンからエンジのキットに袖を通す。
 
 上田綺世、20歳。法政大の2年生ながら東京五輪を目指すU-22代表のエース候補生だ。182センチの体躯を生かしたポストプレー、跳躍力、スピードは一級品。そして、何より本人が最もこだわる決定力に関しては、この世代トップクラスの力を持つ。

 昨年は代表で目を見張る活躍を見せ、5月のトゥーロン国際大会、8月のアジア大会で存在感を発揮。そして、11月のドバイカップでは得点王と大会MVPの2冠に輝くなど、圧巻のパフォーマンスでその名を知らしめた。
 

 小笠原満男、内田篤人、大迫勇也らを発掘してきた椎本邦一スカウト担当部長も称賛。2月20日に行なわれた入団内定会見で、「一番の良さは点を取ることですね。感覚を持っている。FWは点を取らないと話にならないし、彼もそこに貪欲」と目を細めた。
 
 関東大学リーグでもルーキーイヤーから2季連続でふた桁ゴールをマークしており、上田が早いタイミングで上のレベルに挑戦したいと思うのは自然の流れだろう。

 スカウト部長の椎本氏は、上田の長所についてさらに続ける。
 
「鹿島学園時代も得点を取る良いFWだなと思っていたけど、大学に入って身体もできてかなり良くなった。総理大臣杯とかでも取っていたので、とにかく点を取るやつだなと。FWとして一番大事なことで、その感覚は教えられる部分ではないですし、センスの部分。『そこにいるんだ』というのを持っている」
 
 FWの仕事は言わずもがなゴールを決めることだ。ただ、椎本氏はストライカーとしての感性は教えても習得できるものではなく、持って生まれた才能だという。
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