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「イタリア版ペップ」の知られざる現役時代。ミランでマルディーニやバッジョから何を学んだ?【独占インタビュー】

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2019年03月14日

「ナポリのプレッシャーは尋常じゃなかった」

クルージュ時代にはCLにも出場。バイエルンとも戦った。写真:Getty Images

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――現役時代はイタリア国内の延べ14クラブを渡り歩いた後、ルーマニアの名門クルージュに移籍しています。

「そう。私のサッカー選手としてのキャリアには3つの大事な局面があった。まずミラノの下部組織時代、そしてナポリ時代だ。1年半ほどいたナポリ(セリエB1年とセリエA半年)では、メディアとサポーターからのプレッシャーが尋常じゃなかった。ナポリでやっていければどこでも大丈夫さ。あの経験は貴重だったね」

――「3つの大事な局面」の最後がクルージュ時代ですか?

「ああ。パーソナリティーや頭の中を開放することを海外で身に付けた。年齢も重ねていたしね(移籍当時は30歳)。しっかり言葉も学んだよ。1か月も経てばルーマニア語が分かるようになっていたし、インタビューもルーマニア語でやった。サッカーでも私生活でも、異文化を学ぶうえで素晴らしい経験だった。様々な国籍の選手たちと触れ合ううちに、『サッカーではイタリアが絶対的なナンバー1だ』って意識も変わった。学ぶことがたくさんあったんだ。だから2年ほど経ってイタリアに戻るころには、私はすごく成長できていたと思う。今こうして監督してやっていけているのは、いま話した3段階の貴重な選手生活があったからだ」
 
――クルージュ時代はチャンピオンズ・リーグでもプレーされましたよね?

「チャンピオンズは楽しんだよ。イタリアのサッカーはいわば結果の奴隷だ。でも、海外はそうじゃない。私は外国人選手だったし、地元の選手ほどプレッシャーはなかった。だからチャンピオンズはとにかく楽しむことを心掛けた。ローマやバイエルンともやったけど、ドリブル、シュート、そしてゴールを目指した。楽しみ、喜びのためにね。監督になったいま、選手たちにはそれを求めている。サッカーを楽しもうってね」

――クルージュに移籍したきっかけは、イタリア人のマンドルリーニ監督に誘われたからですか?

「そうだよ。何年も怪我を繰り返していた苦しい時期でね。マンドルリーニから電話があって、来ないかって誘われて。初めは彼がどこの国のクラブを率いているかも知らなかったけど、行ってみたらすごく良い経験になった。私も早いうちに海外で監督がやりたいね」

サッスオーロ広報のマッシモ氏:おいおい(苦笑)。
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