イングランド「育成改革」の舞台裏。どうサンチョら逸材を育み、ユース代表を強化した?

カテゴリ:ワールド

白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト)

2019年03月07日

FAが理想とする選手像とは?

育成改革について話してくれたFAのマーティン・コーチ。写真:ナイキ

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――各年代のコーチが集結する総本山ができたことで、多くの選手を評価して共有したり、ユース代表で飛び級させたりということが容易になりそうですね。
 
「その通りです。この総本山ができたことで、我々は大きなデータべースのようものを作り始めました。トップシークレットなのでお見せはできないんですが、実はここセント・ジョージズ・パークには選手情報が収められている部屋があるんです。各年代の各ポジションごとに振り分けられ、最新情報がアップデートされていきます。例えばU-19代表の右SBの項目には少なくとも5人、さらに飛び級できる可能性を秘めた選手も2人ほどがリストアップされています」
 
――FAの育成や選手評価で絶対的な指標となるようなものはありますか?
 
「我々が『4 CORNERS』と呼んでいるものがそれに当たります。テクニック、メンタル、フィジカル、ソーシャル(コミュニケーション)で構成されたものです。コーチングは常にこの4つが意識されたものになっていて、選手を評価する際もこの項目が使われています。以前と大きく違うのが、ソーシャルでしょうか。これにはコミュニケーション能力だけではなく、精神的な強さ、考える力なども含まれているんです。味方のゴールをみんなと一緒に喜べるか、劣勢でも最後までファイトできているか、ミスをしてもすぐに切り替えられるか、常に試合の状況を把握できているか、などがそれに当たります」
 
――その『4 CORNERS』を踏まえたうえで、FAが掲げる理想的な選手像のようなものはありますか?
 
「分かりやすく言うと『左SBが上手い選手』ではなく『サッカーが上手い選手』ですね。オフェンスもディフェンスもできてどこのポジションでも担える。モダンフットボールが求めているのはそんな選手ですからね。例えばジョン・ストーンズはCBが本職ですが、センターハーフもやりますし、おそらくトップ下もFWもできるでしょう。あんな選手を今後も育てたいですね」
 

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