悪天候による試合キャンセルを残念がる。
「NIKE NEXT HERO PROJECT イングランド遠征」/現地時間2月1日/セントジョージズパーク(イギリス)
まさかの事態だった。高円宮杯U-18サッカープレミアリーグ2018の選抜チームで構成される「NIKE NEXT HERO プロジェクト チーム」が現地時間2月1日、突然の試合キャンセルに見舞われたのだ。
イギリスを大寒波が襲い、ロンドンから中部にあるセントジョージズパークに来るはずだったEDVSアカデミーも足止め。試合は残念ながらキャンセルになってしまった。選手たちも今遠征2試合目を楽しみにしていたはずだが、この日は紅白戦で汗を流すに止まった。
密着取材している筆者も練習後、屋内グラウンドから施設内のホテルに戻ると、ある大柄な黒人男性に呼び止められた。
「ナイキジャパンが連れてきたU-18チームの関係者か?」
この男性はエロル・ジョンソン氏。チェルシーやフルアムなどにも若手選手を紹介しているフリーランスのスカウトマンだという。
「僕は彼らを取材しているメディアだよ」と答えると、「今日は試合をしないのか?」と聞かれる。8-1で現地のプロ:ダイレクト・アカデミーを撃破した前日の試合を見ていたのだという。そして、いたく日本人選手に感銘を受けていた。
「ブリリアントなフットボールだった。とても素晴らしいよ。みんなボール扱いに優れていたし、パスのテンポも最高だった。彼らの試合をもっと見たいんだ。本当にブリリアントだからね」
まさかの事態だった。高円宮杯U-18サッカープレミアリーグ2018の選抜チームで構成される「NIKE NEXT HERO プロジェクト チーム」が現地時間2月1日、突然の試合キャンセルに見舞われたのだ。
イギリスを大寒波が襲い、ロンドンから中部にあるセントジョージズパークに来るはずだったEDVSアカデミーも足止め。試合は残念ながらキャンセルになってしまった。選手たちも今遠征2試合目を楽しみにしていたはずだが、この日は紅白戦で汗を流すに止まった。
密着取材している筆者も練習後、屋内グラウンドから施設内のホテルに戻ると、ある大柄な黒人男性に呼び止められた。
「ナイキジャパンが連れてきたU-18チームの関係者か?」
この男性はエロル・ジョンソン氏。チェルシーやフルアムなどにも若手選手を紹介しているフリーランスのスカウトマンだという。
「僕は彼らを取材しているメディアだよ」と答えると、「今日は試合をしないのか?」と聞かれる。8-1で現地のプロ:ダイレクト・アカデミーを撃破した前日の試合を見ていたのだという。そして、いたく日本人選手に感銘を受けていた。
「ブリリアントなフットボールだった。とても素晴らしいよ。みんなボール扱いに優れていたし、パスのテンポも最高だった。彼らの試合をもっと見たいんだ。本当にブリリアントだからね」
今日の試合がキャンセルになったこと、明日にはロンドンに移動すること、そして明後日には日本に帰国することなどを伝えると、いかにも残念そうだった。「せめて数日くれれば対戦相手も見つけてあげられるんだが、さすがに明日じゃ時間がないかな…」とも言ってくれるほど、NIKE NEXT HEROチームを気に入ってくれていた。
ちなみに、前日の試合で印象に残った選手を聞くと、こんな答えが返ってきた。
「センターバックの2人(G大阪ユースの河井哲太、広島ユースの鈴直樹)が良かった。あとは8番(広島ユースの桂陸人)だね。小さいけどクイックネスがあるし、すごく運動量があった。本当に素晴らしい選手だ」
今遠征中には岩成智和コーチが、「どこで誰が見ているか分からない。だから練習でも試合でも常に全力を尽くして、アピールしよう」と選手たちに語っていた通り、フットボールはまさにどこにチャンスが転がっているか分からない。
工場勤務のアマチュア選手からイングランド代表にまで上り詰めたジェイミー・ヴァ―ディ―の物語は今やあまりに有名だが、日本の若きフットボーラーたちにも可能性は無限大に広がっているのだ。
取材・文:白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
ちなみに、前日の試合で印象に残った選手を聞くと、こんな答えが返ってきた。
「センターバックの2人(G大阪ユースの河井哲太、広島ユースの鈴直樹)が良かった。あとは8番(広島ユースの桂陸人)だね。小さいけどクイックネスがあるし、すごく運動量があった。本当に素晴らしい選手だ」
今遠征中には岩成智和コーチが、「どこで誰が見ているか分からない。だから練習でも試合でも常に全力を尽くして、アピールしよう」と選手たちに語っていた通り、フットボールはまさにどこにチャンスが転がっているか分からない。
工場勤務のアマチュア選手からイングランド代表にまで上り詰めたジェイミー・ヴァ―ディ―の物語は今やあまりに有名だが、日本の若きフットボーラーたちにも可能性は無限大に広がっているのだ。
取材・文:白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト編集部)