三冠達成の日テレ・ベレーザ。強さを象徴する皇后杯決勝2発のアタッカーが見せた充実感

カテゴリ:高校・ユース・その他

早草紀子

2019年01月03日

皇后杯の戦いは新スタイルの土台。目指すべきところはさらに先に

決勝で2ゴールを挙げた籾木。シーズン当初は怪我で出遅れたが、様々な経験を通じて自らの成長につなげてみせた。写真:早草紀子

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 チームが目指すスタイルのなかで、この一年どう生き残るのか、どう成長していくかを重要視していたという籾木。
「優勝を3つ獲った喜びというよりは、怪我の期間も含めて成長した一年だったという充実感の方が大きいです」
 
 確かに屈託なく笑うその表情は、優勝への歓喜ではなく、体中に漲っている充実感そのもの。ベレーザというチームが取り組むスタイルは皇后杯で見せた戦いがあくまでも土台であって、目指すべきところはさらにその先にある。籾木はそんなチーム作りも、そこに適応しようとする自らの成長も“究極の発展途上”として楽しんでいるように見える。
 
 今のベレーザはそれぞれに課題は異なれども、籾木が抱いているような感情をすべての選手たちが胸に刻んで取り組んでいる。常に進歩と改善を繰り返しながら三冠を手にした強さの根源はここにあるのかもしれない。
 
取材・文●早草紀子
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