兄のように慕う先輩との別れを承知で…。
マドリーでの3シーズンはレギュラー定着を果たせず、ロシアW杯でもバックアッパーの立ち位置だった。それでも心身ともに逞しさを増したのは間違いない。その支えとなってくれたモドリッチがW杯最終優秀選手に輝くと、コバチッチは自分のことのように喜んだ。そして今夏には、兄のように慕う先輩との別れを承知で、チェルシーへのレンタル移籍を選択した。
「ルカはチェルシー行きを祝福してくれたけど、僕が去ることを悲しんでもくれた。かなり親しい関係だったからね。でも最後は、『ロンドンは素晴らしい街さ(モドリッチはトッテナム在籍経験あり)。プレミアリーグは慣れまで大変だろうけど、魅力あるリーグだ。スタジアムはどこも満員だし、楽しめるはずだよ』と言ってくれたよ」
モドリッチの「真の後継者」となるべく、直伝された教えを胸にコバチッチの挑戦はこれからも続いていく。
文:長束恭行
※『ワールドサッカーダイジェスト』11月1日号の連載「クロアチアW杯優勝メンバーの分岐点」より加筆・転載。同11月15日発売号では、ダニエル・スバシッチとデヤン・ロブレンのストーリーを掲載中。
「ルカはチェルシー行きを祝福してくれたけど、僕が去ることを悲しんでもくれた。かなり親しい関係だったからね。でも最後は、『ロンドンは素晴らしい街さ(モドリッチはトッテナム在籍経験あり)。プレミアリーグは慣れまで大変だろうけど、魅力あるリーグだ。スタジアムはどこも満員だし、楽しめるはずだよ』と言ってくれたよ」
モドリッチの「真の後継者」となるべく、直伝された教えを胸にコバチッチの挑戦はこれからも続いていく。
文:長束恭行
※『ワールドサッカーダイジェスト』11月1日号の連載「クロアチアW杯優勝メンバーの分岐点」より加筆・転載。同11月15日発売号では、ダニエル・スバシッチとデヤン・ロブレンのストーリーを掲載中。