関脇以下にもポテンシャルを秘めた好チームがずらりと並ぶ。
Cブロックは、絶対的な力を持つチームが不在だ。
Cブロック・初戦組み合わせ
1回戦(12月31日)
明秀日立(茨城)vs高知西(高知)
星稜(石川)vs松山工(愛媛)
実践学園(東京A)vs滝川二(兵庫)
帝京大可児(岐阜)vs徳島北(徳島)
2回戦(1月2日)
大阪桐蔭(大阪)vs羽黒(山形)
上田西(長野)vs京都橘(京都)
とはいえ、西関脇の大阪桐蔭(大阪)は夏以降に力を付けて前評判が高い。ボランチの西矢健人(3年)を絶対軸に安定した試合運びを見せている。一発勝負を制する上で不可欠な要素を持っており、初の4強入りも射程圏内だ。
対抗馬としては冬にきっちりと仕上げてくる京都橘(京都)の名が挙がる。主将の河合悠人(3年)が大怪我を負ったが、今年も生きのいいタレントが揃った。10番の梅津凌岳(3年)を中心に粘り強く戦うことができれば、初の日本一を取るチャンスは十分にある。また、伝統校の星稜や滝川二も冬の戦い方を熟知しており、彼らのしぶとさも侮れない。
そして、最後は西横綱・前橋育英(群馬)が入ったDブロックだ。
Dブロック・初戦組み合わせ
1回戦(12月31日)
山梨学院(山梨)vs米子北(鳥取)
仙台育英(宮城)vs高松商(香川)
富山一(富山)vs東海大星翔(熊本)
尚志(福島)vs東福岡(福岡)
2回戦
桐蔭学園(神奈川)vs一条(奈良)
初芝橋本(和歌山)vs前橋育英(群馬)
昨年の選手権準V校は最終ラインに松田陸(3年/G大阪入団内定)と渡邉泰基(3年/新潟入団内定)のJ内定者ふたりを揃えるなど、今年もタレントが豊富だ。攻撃陣も昨年度の高校選抜・飯島陸(3年)だけではなく、2年生の大型FW・榎本樹も1年で大きな成長を遂げた点も好材料。課題の勝負弱さを払拭できれば、優勝は現実味を帯びてくるはずだ。
ただ、DブロックもAブロック同様に横綱級のチームが存在する。一昨年の夏冬王者の東福岡(福岡)だ。U-18日本代表のDF阿部海大(岡山入団内定)とMF福田湧矢(G大阪入団内定)を攻守の軸に構える布陣は盤石。脇を固める人材には有能なタレントを揃え、早期敗退を喫したインターハイ後に下級生が台頭したこともチーム力を引き上げたと言える。とりわけ、CBのレギュラーに西田翔央(2年)が定着し、守備の安定感は一気に増した。
来季のプレミアリーグ復帰を決めた富山一(鳥取)やプレミアリーグ勢の米子北(鳥取)、規格外のパワーを持つ点取り屋・加藤拓己を擁する山梨学院(山梨)なども実力校だが、やはり前橋育英と東福岡が軸になる。順当に行けば、両雄は3回戦で対戦する予定で、この大一番が大会の行方を左右するだろう。
30日の開幕戦を経て、31日から本格的に大会がスタートする。今大会は例年とは異なり、準々決勝と準決勝の間に休養日が設けられていない。疲労も昨年以上に溜まりやすく、今まで以上に選手層の厚さや総合力が求められるのは確かだ。
その要素を含め、ベスト4の組み合わせは青森山田vs昌平、大阪桐蔭vs前橋育英と予想する。群雄割拠の戦いを大会を制するのは果たしてどこか。今年も冬の熱き戦いから目が離せない。
文●松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)
Cブロック・初戦組み合わせ
1回戦(12月31日)
明秀日立(茨城)vs高知西(高知)
星稜(石川)vs松山工(愛媛)
実践学園(東京A)vs滝川二(兵庫)
帝京大可児(岐阜)vs徳島北(徳島)
2回戦(1月2日)
大阪桐蔭(大阪)vs羽黒(山形)
上田西(長野)vs京都橘(京都)
とはいえ、西関脇の大阪桐蔭(大阪)は夏以降に力を付けて前評判が高い。ボランチの西矢健人(3年)を絶対軸に安定した試合運びを見せている。一発勝負を制する上で不可欠な要素を持っており、初の4強入りも射程圏内だ。
対抗馬としては冬にきっちりと仕上げてくる京都橘(京都)の名が挙がる。主将の河合悠人(3年)が大怪我を負ったが、今年も生きのいいタレントが揃った。10番の梅津凌岳(3年)を中心に粘り強く戦うことができれば、初の日本一を取るチャンスは十分にある。また、伝統校の星稜や滝川二も冬の戦い方を熟知しており、彼らのしぶとさも侮れない。
そして、最後は西横綱・前橋育英(群馬)が入ったDブロックだ。
Dブロック・初戦組み合わせ
1回戦(12月31日)
山梨学院(山梨)vs米子北(鳥取)
仙台育英(宮城)vs高松商(香川)
富山一(富山)vs東海大星翔(熊本)
尚志(福島)vs東福岡(福岡)
2回戦
桐蔭学園(神奈川)vs一条(奈良)
初芝橋本(和歌山)vs前橋育英(群馬)
昨年の選手権準V校は最終ラインに松田陸(3年/G大阪入団内定)と渡邉泰基(3年/新潟入団内定)のJ内定者ふたりを揃えるなど、今年もタレントが豊富だ。攻撃陣も昨年度の高校選抜・飯島陸(3年)だけではなく、2年生の大型FW・榎本樹も1年で大きな成長を遂げた点も好材料。課題の勝負弱さを払拭できれば、優勝は現実味を帯びてくるはずだ。
ただ、DブロックもAブロック同様に横綱級のチームが存在する。一昨年の夏冬王者の東福岡(福岡)だ。U-18日本代表のDF阿部海大(岡山入団内定)とMF福田湧矢(G大阪入団内定)を攻守の軸に構える布陣は盤石。脇を固める人材には有能なタレントを揃え、早期敗退を喫したインターハイ後に下級生が台頭したこともチーム力を引き上げたと言える。とりわけ、CBのレギュラーに西田翔央(2年)が定着し、守備の安定感は一気に増した。
来季のプレミアリーグ復帰を決めた富山一(鳥取)やプレミアリーグ勢の米子北(鳥取)、規格外のパワーを持つ点取り屋・加藤拓己を擁する山梨学院(山梨)なども実力校だが、やはり前橋育英と東福岡が軸になる。順当に行けば、両雄は3回戦で対戦する予定で、この大一番が大会の行方を左右するだろう。
30日の開幕戦を経て、31日から本格的に大会がスタートする。今大会は例年とは異なり、準々決勝と準決勝の間に休養日が設けられていない。疲労も昨年以上に溜まりやすく、今まで以上に選手層の厚さや総合力が求められるのは確かだ。
その要素を含め、ベスト4の組み合わせは青森山田vs昌平、大阪桐蔭vs前橋育英と予想する。群雄割拠の戦いを大会を制するのは果たしてどこか。今年も冬の熱き戦いから目が離せない。
文●松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)