年間50ゴールという90年ぶりの偉業も達成する。
そのうえ、ポストプレーや連携プレーで味方を生かす術に優れ、前線からプレスをかける献身性も兼備する。爆発的なスピードやトリッキーな足技があるわけでないが、大きな弱点はなく、しかもすべての能力が高い──。だからこそ、チームメートのクリスティアン・エリクセンも、「ゴールを量産できるし、味方を助ける動きもできる。前線でボールをキープしてタメを作るし、ヘディングシュートも上手い。彼はパーフェクトなストライカーさ」と称賛するのだ。
とはいえ、ケインの評価を最大限まで高めているのは、やはりストライカーとしての能力、つまりゴールを決め切る力だ。持ち味をいかんなく発揮したのが、4節のエバートン戦だった。
右サイドのタッチライン際でパスを受けると、角度がさほどない位置にもかかわらず、約35メートルのロングシュートをゴールに叩き込んだ。そうかと思えば、ペナルティーエリア内のフリースペースに走り込んでクロスボールを上手に引き出し、ダイレクトで合わせて2点目。3−0の勝利に大きく貢献し、『BBC』のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。
また、9節のリバプール戦でも2ゴール・1アシストで4−1の快勝に貢献。今シーズンで4度目となる「1試合・2ゴール」を達成し、大一番での勝負強さを発揮した。この試合でもBBCはケインをマン・オブ・ザ・マッチに選んでいる。
プレミアリーグでの12ゴールは、リバプールのモハメド・サラ―の13得点に次ぐ2位。チャンピオンズ・リーグでの6ゴールも、9得点のクリスチアーノ・ロナウドに続く2位タイの記録だ。
これだけではない。主軸に成長したイングランド代表では、ワールドカップ予選でチーム最多の5ゴールを決めて本大会出場に導いた。最近では、来夏にレアル・マドリーが獲得に動くとの報道が英メディアを賑わせてもいる。飛ぶ鳥を落とす勢いとは、まさにケインのような選手のことを指すのだろう。
2017年はここまで47試合に出場し、12月9日のストーク戦で決めた2得点を含めて実に50ゴールを奪取(クラブで43、代表で7)。イングランド人選手の年間50得点は、1927年に元イングランド代表FWのディキシー・ディーンが達成して以来、なんと90年ぶりの偉業だという。
とはいえ、ケインの評価を最大限まで高めているのは、やはりストライカーとしての能力、つまりゴールを決め切る力だ。持ち味をいかんなく発揮したのが、4節のエバートン戦だった。
右サイドのタッチライン際でパスを受けると、角度がさほどない位置にもかかわらず、約35メートルのロングシュートをゴールに叩き込んだ。そうかと思えば、ペナルティーエリア内のフリースペースに走り込んでクロスボールを上手に引き出し、ダイレクトで合わせて2点目。3−0の勝利に大きく貢献し、『BBC』のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。
また、9節のリバプール戦でも2ゴール・1アシストで4−1の快勝に貢献。今シーズンで4度目となる「1試合・2ゴール」を達成し、大一番での勝負強さを発揮した。この試合でもBBCはケインをマン・オブ・ザ・マッチに選んでいる。
プレミアリーグでの12ゴールは、リバプールのモハメド・サラ―の13得点に次ぐ2位。チャンピオンズ・リーグでの6ゴールも、9得点のクリスチアーノ・ロナウドに続く2位タイの記録だ。
これだけではない。主軸に成長したイングランド代表では、ワールドカップ予選でチーム最多の5ゴールを決めて本大会出場に導いた。最近では、来夏にレアル・マドリーが獲得に動くとの報道が英メディアを賑わせてもいる。飛ぶ鳥を落とす勢いとは、まさにケインのような選手のことを指すのだろう。
2017年はここまで47試合に出場し、12月9日のストーク戦で決めた2得点を含めて実に50ゴールを奪取(クラブで43、代表で7)。イングランド人選手の年間50得点は、1927年に元イングランド代表FWのディキシー・ディーンが達成して以来、なんと90年ぶりの偉業だという。