【ミラン番記者】本田圭佑が最高の本拠地フィナーレ。出場に不満だったファンも…

カテゴリ:海外日本人

マルコ・パソット

2017年05月24日

交代出場にミラニスタの多くは不満だったが…。

本田は33分の出場でゴール以外でも決定的なプレーを何度も見せた。写真:Alberto LINGRIA

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 この試合は、EL出場権獲得という今シーズン最低限の目標を達成するために、どうしても勝たなければいけない試合だった。しかし、ミランは序盤から低調で0-0でハーフタイムを迎えた。そんな試合に覇気をもたらしたのが、後半頭から投入されて2アシストを記録したマティアス・フェルナンデス、そして本田だった。
 
 本田はまるで良いところのなかったバッカに代わってピッチに立った。この交代に多くのミラニスタは不満を抱いた。背番号10をベンチに追いやったスソは出場停止だったが、ベンチにはまだルーカス・オカンポスやホセ・ソサ、マヌエル・ロカテッリなど、ここまでより貢献度が高かった選手たちも残っていたからだ。
 
 しかし本田は、ほんの数分でその不満を払拭する。いつものように右サイドに入った本田は、すぐにジェラール・デウロフェウにチャンスボールを供給(シュートはミス)。その直後には、カットインから惜しいミドルシュートを放った。そして直接FKによるゴールだ。さらに90分には裏に抜け出してマリオ・パシャリッチに決定的なパスを出した。
 
 これらは全て、ほんの30分の間に見せたプレーだ。プレータイムがより長いほとんどの選手たちが、本田の活躍の半分にも及ばなかった。背番号10のプレーにスタンドが沸き、そのゴールに立ち上がって拍手を送るサポーターを見るのは感動的でさえあった。
 
 だから本音では、「このゴールのおかげで、最後の最後に本田とミラニスタは一つになったようにも見えた」と言いたいところだが、実際は残念ながらそこまではいっていないだろう。今シーズンの彼の出来は、たった1試合だけですべてを水に流せるほど簡単なものではなかった。
 
 ただ、サン・シーロでの最後の試合で活躍できたことは、本田の誇りに何らかの満足感を与えることはできたろう。もしモンテッラがもう少し彼にチャンスを与えてくれたならば、もっと別なシーズンになったかもしれない可能性を、本田は最後に示して見せたのだ。

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