【横浜】ビッグセーブ連発で開幕白星に貢献。守護神・飯倉大樹の高まる自覚

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2017年02月26日

「自分も含め、上の人間が若いやつを支えてやらないと」

2失点を喫したものの、最後まで集中を切らさずに好守を連発。安定感のあるシュートストップやキャッチングが光った。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 攻守両面で大きな働きを見せた飯倉は、「結果的に勝てたのは良かった」としながらも、「チームとしてまだ全然出来上がっていない。勢いで勝負に行ったようなもんだし、内容もあまり良くなかった」と厳しい視点で試合を振り返る。
 
 チームの仕上がり具合について詳しく聞けば、自分に言い聞かせるかのように、次のように応じた。
 
「もういない俊さん(中村俊輔/現・磐田)と比べるのはあれかもしれないけど、例えば浦和のリズムの時、うちのリズムに変えるようなタメやコーチングができる選手がまだまだ少ないと感じている。勢いで行ってしまう反面、カウンターを喰らって失点とか。もっと勉強しなければならない戦い方があるんじゃないかと思う」
 
 何人かのベテランがチームを去り、自身の立ち位置が変われば、気持ちの面でも変化が生じる。
 
「いろんな意味で俊さんに頼っていた部分があるから。自分も含めて、なるべく上の人間が、若いやつが困っている時には支えてやらないと、チームが成長していかない」
 
 今季も副キャプテンに任命されている飯倉は、牽引役としての自覚をさらに高めながら、ゴールマウスの前に立つ。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
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