成長を止めない36歳。中村憲剛が経験を重ねて掴んだ「立ち位置」とは?|MVPインタビュー

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2017年01月01日

評価してもらえるのは どんな形でも大歓迎。 でも理解してほしいことも…。

――得点数(9ゴール)を評価する声も多かったです。
 
 今年はボランチと、前のポジション(中盤2列目やシャドーなど)を半々くらいでこなしました。ボランチはシーズン途中に(大島)僚太と(エドゥアルド・)ネットのコンビが上手くはまって、自分は左に行ったり、トップ下に行ったり、前で自由にやれる時間が増えました。
 
――中盤2列目の左などからゴール前に走り込む動きは、見ていて新鮮でした。
 
 やっていて楽しかったですね。左サイドはトップ下よりも自由に動けたので。だけど俺が勝手に動くから、チームのバランスが崩れることもあって。(左SBやウイングバックを務めた車屋)紳太郎がひとりでそのサイドを守ってくれたり、僚太やネットが左にスライドしてくれました。そこは申し訳なかったですけど、その分、攻撃で貢献しようという覚悟はありましたよ。
 
――9ゴールは、自己最多(10ゴール)をマークした2006年に次ぐ数字です。
 
 もっと長い時間、前目のポジションでプレーしていたらゴール数は伸びたかもしれません。でも、自分が点を奪えたのは、(大久保)嘉人と(小林)悠がいたからこそ。あのふたりはマークを引き付けてくれますからね。なんていうか、彼らの〝引力〞は凄い。実際、DFが嘉人と悠を見て、3人目の俺がフリーになったシーンは何度もありました。
 
――そういう意味では、味方に助けられた部分が大きかった?
 
 心からそう思います。青山(敏弘)選手の『チームとしてのレベルが上がったことで、憲剛さんの力がさらに際立っている』というコメントはその通りで、以前は組み立てからチャンスメイクまで、自分が全部やらなくちゃいけないと思っていました。でも今年に関しては、いろんな選手が支え合ってゲームを作れましたし、どこからでも点が取れた。だからこそ、自分自身も神出鬼没というか、自由にプレーできた。(例年よりも) フィニッシュに力を注げたのは大きかったですね。ベタですけど、チームを代表してベストプレーヤーに選ばれたという感覚です。
 
――「存在感が別格」という声も多かったです。対戦チームからすると、中村選手は〝ピッチにいるだけで怖い存在〞だったようです。逆に、そういう相手はいますか?
 
 いましたよ。うちらとの試合に出ないでくれっていう選手が(笑)。今では自分もそう思われているのか……。まあ、若い頃はそういう選手とマッチアップするのも楽しみでしたけどね。例えば名波(浩)さん。憧れていたから、ジュビロとの試合は心待ちにしていました。
 
――若い世代の選手たちは〝憧れの中村憲剛〞との対戦を心待ちにしているかもしれません。
 
 俺が名波さんに抱いていた感覚と同じような気持ちを持っていてくれたら嬉しいですね。自分とマッチアップして何か感じてもらえれば。

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