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【セルジオ越後】これが手倉森ジャパンの実力。試合の2時間前に現地入りしたナイジェリアだったら、ぎりぎり勝てたかもね

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2016年08月05日

まるで「体力を回復してください」とばかりに様子を見ているんだから、日本は優しい国だね。

12分に南野(18番)のゴールで2-2に追いついた。あの時、「ここがチャンス」とばかりに一気呵成に追い込めば、相手はもっと早く足が止まったはずだ。写真:JMPA/小倉直樹

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 日本は試合の入り方に失敗したのが痛恨だった。それから、同点に追いついた後の試合運びも悪かった。2-2に追いついても、まったく試合のテンポが変わらなかったし、日本は様子を見た感がある。

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 同点の状況でも引いて戦うという習慣のチームだから、追い込まれてようやく前に出る。2-2の時、「ここがチャンス」とばかりに一気呵成に追い込めば、相手はもっと早く足が止まったはずだ。
 
 あそこで勝負に行く積極性がほしかった。コンディション面のアドバンテージを活かすというのは、ナイジェリアに息をつく余裕を与えないということだ。
 
 それを、まるで「体力を回復してください」とばかりに様子を見ているんだから、日本は優しい国だね。これほどホスピタリティに溢れている国は、世界を見渡してもないよ。
 
 試合の途中で「我慢、我慢」という声がベンチから飛んでいたけど、逆に「行け、行け」という声がほしかった。ナイジェリアがボールを回している間、相手はそれほど疲れないけど、逆に日本がボールを回せば、相手を疲弊させられるわけだから。
 
 終盤にようやく相手は疲れが見え始めた。本来なら、そういう状態にもっと早く追い込むべきだったんだ。
 
 手倉森監督は「手倉森ジャパンらしくない撃ち合いになった」と語っていたけれど、リードされて点を取りに行くのは当たり前。5失点して守備が崩壊した以上、4点を取っても、まったく慰めにはならないよ。
 
 それに5-2とリードを広げた66分以降、ナイジェリアは「もう守ればいい」というスタンスで無理をしなかった。日本が4点を決められたのは、相手が流し始めたからであって、攻撃の課題も山積しているよ。
 
 
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