ボランチとトップ下、それぞれに“新顔”がメンバー入り。
【DF】
CB:◎吉田麻也(サウサンプトン)/◎森重真人(FC東京)/○昌子 源(鹿島)/△丸山祐市(FC東京)
右SB:◎酒井高徳(ハンブルク)/○酒井宏樹(ハノーファー)
左SB:◎長友佑都(インテル)/○槙野智章(浦和)
次にDFを見ていくと、選ばれた8人の顔ぶれはほぼ順当と言ってもいい。ただし、3月シリーズのメンバーから左SBの藤春が外れ、CBの丸山が新たに入った。この入れ替えと並行して、そのユーティリティ性からコンバートを考慮されているのが槙野だ。
「今回、槙野には左SBで競争してほしいと思っている」
このポジションの候補者として、藤春や太田宏介(フィテッセ)の名前をハリルホジッチ監督は挙げたが、ふたりに関しては「オフェンス面は素晴らしいものを持っている」としつつも、守備面に関してはやや物足りなさを感じているという。
最終予選はより厳しい戦いになる。攻め込まれる場面は2次予選に比べて多くなることが予想されるなかで、守備強化を考えて槙野に白羽の矢が立ったのだろう。左利きの丸山をコンバートさせる手もあるが、槙野には左SBでのプレー経験があることも決め手になったようだ。
右SBは、所属クラブが降格の憂き目に遭うなど「難しいシーズンを送った」(ハリルホジッチ監督)酒井宏より、昨季は新天地でレギュラーを掴み、さらに自信を深めた酒井高を一番手に。
CBは、3月シリーズの2試合(アフガニスタン戦、シリア戦)でともに先発してコンビを組んだ吉田、森重が今回もファーストチョイスになるはずだ。これに昌子、丸山が続く形だが、両者の優劣をつけるとすれば、「デュエル(1対1の勝負)が向上している印象がある」と評価される昌子だろう。
【MF】
ボランチ:◎長谷部誠(フランクフルト)/◎柏木陽介(浦和)/○遠藤 航(浦和)/△大島僚太(川崎)
トップ下:◎香川真司(ドルトムント)/○清武弘嗣(ハノーファー)/△小林祐希(磐田)
中盤では、ボランチとトップ下、それぞれで若いタレントが初招集された。
ボランチには、U-23代表の一員で、リオ五輪出場も期待される大島を選出。リーグの優勝戦線をリードする川崎でも存在感を発揮しているプレーメーカーは、「2列目から飛び出せるし、パスのテクニックもスピードもある」のはもちろん、「アグレッシブなボール奪取。そこが伸びている」と、指揮官も着実なステップアップを認めている。
そしてトップ下候補として、昇格組の磐田でインパクトのある活躍を見せている小林がA代表入りを果たした。大島と同様、この小林もハリルホジッチ監督は「長い時間をかけて追跡してきた」選手だという。攻撃に絶妙なアクセントをもたらせる左利きのテクニシャンであり、「フィジカル的にまだまだ伸ばせるのではないか」と、さらなる成長が期待されている。
もっとも、ふたりの“新顔”がいきなり初キャップを刻めるかは分からない。むしろ、実際のピッチ上での結果を求めるよりも、まずは手元に置いて、練習などを通じてその実力の見極めが優先されるのではないか。
ボランチはキャプテンの長谷部を軸に、その相棒は「彼のことは本当に信頼している」と言われる柏木だろう。ここに手倉森ジャパンの主将を務める遠藤がどこまで割って入ることができるか。
トップ下は、A代表の経験で上回る香川が清武を一歩リードしている構図だが、ハリルホジッチ監督はふたりの同時起用も示唆している。
※凡例:◎=スタメン候補 ○=準レギュラー △=三番手
CB:◎吉田麻也(サウサンプトン)/◎森重真人(FC東京)/○昌子 源(鹿島)/△丸山祐市(FC東京)
右SB:◎酒井高徳(ハンブルク)/○酒井宏樹(ハノーファー)
左SB:◎長友佑都(インテル)/○槙野智章(浦和)
次にDFを見ていくと、選ばれた8人の顔ぶれはほぼ順当と言ってもいい。ただし、3月シリーズのメンバーから左SBの藤春が外れ、CBの丸山が新たに入った。この入れ替えと並行して、そのユーティリティ性からコンバートを考慮されているのが槙野だ。
「今回、槙野には左SBで競争してほしいと思っている」
このポジションの候補者として、藤春や太田宏介(フィテッセ)の名前をハリルホジッチ監督は挙げたが、ふたりに関しては「オフェンス面は素晴らしいものを持っている」としつつも、守備面に関してはやや物足りなさを感じているという。
最終予選はより厳しい戦いになる。攻め込まれる場面は2次予選に比べて多くなることが予想されるなかで、守備強化を考えて槙野に白羽の矢が立ったのだろう。左利きの丸山をコンバートさせる手もあるが、槙野には左SBでのプレー経験があることも決め手になったようだ。
右SBは、所属クラブが降格の憂き目に遭うなど「難しいシーズンを送った」(ハリルホジッチ監督)酒井宏より、昨季は新天地でレギュラーを掴み、さらに自信を深めた酒井高を一番手に。
CBは、3月シリーズの2試合(アフガニスタン戦、シリア戦)でともに先発してコンビを組んだ吉田、森重が今回もファーストチョイスになるはずだ。これに昌子、丸山が続く形だが、両者の優劣をつけるとすれば、「デュエル(1対1の勝負)が向上している印象がある」と評価される昌子だろう。
【MF】
ボランチ:◎長谷部誠(フランクフルト)/◎柏木陽介(浦和)/○遠藤 航(浦和)/△大島僚太(川崎)
トップ下:◎香川真司(ドルトムント)/○清武弘嗣(ハノーファー)/△小林祐希(磐田)
中盤では、ボランチとトップ下、それぞれで若いタレントが初招集された。
ボランチには、U-23代表の一員で、リオ五輪出場も期待される大島を選出。リーグの優勝戦線をリードする川崎でも存在感を発揮しているプレーメーカーは、「2列目から飛び出せるし、パスのテクニックもスピードもある」のはもちろん、「アグレッシブなボール奪取。そこが伸びている」と、指揮官も着実なステップアップを認めている。
そしてトップ下候補として、昇格組の磐田でインパクトのある活躍を見せている小林がA代表入りを果たした。大島と同様、この小林もハリルホジッチ監督は「長い時間をかけて追跡してきた」選手だという。攻撃に絶妙なアクセントをもたらせる左利きのテクニシャンであり、「フィジカル的にまだまだ伸ばせるのではないか」と、さらなる成長が期待されている。
もっとも、ふたりの“新顔”がいきなり初キャップを刻めるかは分からない。むしろ、実際のピッチ上での結果を求めるよりも、まずは手元に置いて、練習などを通じてその実力の見極めが優先されるのではないか。
ボランチはキャプテンの長谷部を軸に、その相棒は「彼のことは本当に信頼している」と言われる柏木だろう。ここに手倉森ジャパンの主将を務める遠藤がどこまで割って入ることができるか。
トップ下は、A代表の経験で上回る香川が清武を一歩リードしている構図だが、ハリルホジッチ監督はふたりの同時起用も示唆している。
※凡例:◎=スタメン候補 ○=準レギュラー △=三番手