【ACL採点・寸評】またも大勝負で90分決着にこだわった、指揮官の采配をどう評価すべきか

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2016年05月26日

起死回生の2ゴールを決めた李は、「90分で決めなければいけなかった」とむしろ反省。

「スペースができていたので、(延長後半の2ゴールは)驚くことではなかった」と李。むしろ「90分間で決め切れなかった」ことを嘆いた。写真:徳原隆元

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MF
24 関根貴大 5(62分OUT)
第1戦とは異なる相手布陣の“関根対策”を打開できず。38分の高速カウンター以外は、あっと驚かせるプレーを見せられず。後半早々に交代。

10 柏木陽介 5.5
FCソウルの重圧に苦しみ、前半はボールが収まらなかった。後半途中からリズムを掴み、組み立て時の危険なミスはほとんどなかった。しかし一方で、相手が嫌がるような崩しを見せられなかった。「気持ちの入った良い試合をできていただけに、悔しい。チームとしても、途中から狙っているプレーができていた。勝てた試合だけに、本当に悔しい」。

22 阿部勇樹 5.5
序盤、ミスからボールを失いピンチを招いた。柏木のCKにヘッドで合わせて枠内に飛ばし、チーム最初の大きなチャンスを作る。後半はよくセカンドボールを拾ったが、それでも中盤の“危険なプレー”は相手のほうが多かったか。
 
3 宇賀神友弥 5.5(74分OUT)
ゴウ・ヨハンとやり合いながら、最近のなかではとても安定したプレーを見せていた。48分に鋭いシュートを放ったが、ゴールネットの横に外れた。
 
20 李 忠成 7
起死回生の2ゴール! それでも本人は「90分で決めなければいけなかった」と反省。実際、4月の絶好調の時からあらゆる面で発揮していた“怖さ”が若干薄れてきている印象。もちろん、それでも結果を残した点こそ今回は評価したい。
 
9 武藤雄樹 5.5(HT OUT)
相手の厳しいマークに苦しみボールが収まらなかった。そのなかでも徐々に推進力を与え出したが、ハーフタイムに交代を告げられた。後半のほうが馬力が生きたか……。

FW
30 興梠慎三 6.5
徐々にボールが収まり出し、ストッパー起用されたオズマール相手に主導権を握る。惜しいシュートは枠を外したが、その掴まえきれない動きに相手は動揺していた。柏木との連係を増やしたい。

交代出場
FW
21 ズラタン 5.5(HT IN)
ハーフタイムから投入されて、ボールの収まりどころとなる。83分の決定機など、シュート1本、決めたかった……。延長戦終了後、阿部に強い口調で語っていたのは、「トータルスコアがいったい、どうなっているのか把握できなかったため。だから阿部と主審に確認していたんだ」。
 
 
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