3月の強化試合で見えた「中盤3人」の可能性と限界。
マルキージオが軽い故障で欠場した3月の2試合では、ゲームメーク能力は高いがプレーリズムが遅く運動量も少ないチアゴ・モッタ(パリSG)と、ダイナミズムと献身性が持ち味だがパスは出すよりも受ける方が得意なマルコ・パローロ(ラツィオ)の組み合わせ(スペイン戦)、そしてマルキージオと同タイプだが運動量も戦術センスも少しずつ見劣りするリッカルド・モントリーボ(ミラン)とT・モッタの組み合わせ(ドイツ戦)が試された。
よりうまく機能したのは前者だったが、それは対戦相手のスペインのプレーリズムがスローで、T・モッタが比較的自由にプレーできたことも大きかった。実際、ドイツ戦では厳しいプレッシャーに晒されたT・モッタがボールロストを繰り返すことになった。
コンテ監督は、起用された3人の可能性と限界を改めて確認すると同時に、ここにマルキージオ(そして後述するヴェッラッティ)が入れば、この3-4-3をかなり高いレベルで機能させることができるかもしれないという手応えも感じたはずだった。マルキージオならば、シンプルなパスワークで攻撃にリズムを与えるゲームメークと、状況に応じてプレッシングとフィルター機能を使い分ける守備を両立できるのだから。
よりうまく機能したのは前者だったが、それは対戦相手のスペインのプレーリズムがスローで、T・モッタが比較的自由にプレーできたことも大きかった。実際、ドイツ戦では厳しいプレッシャーに晒されたT・モッタがボールロストを繰り返すことになった。
コンテ監督は、起用された3人の可能性と限界を改めて確認すると同時に、ここにマルキージオ(そして後述するヴェッラッティ)が入れば、この3-4-3をかなり高いレベルで機能させることができるかもしれないという手応えも感じたはずだった。マルキージオならば、シンプルなパスワークで攻撃にリズムを与えるゲームメークと、状況に応じてプレッシングとフィルター機能を使い分ける守備を両立できるのだから。