【プレミア現地コラム】追撃態勢に入ったトッテナム。デンベレが「キツネ狩り」の動力源だ

カテゴリ:連載・コラム

山中忍

2016年04月20日

奪って的確に捌く「ポゼッション源」。

ベンチを温める機会が多かった昨シーズンとは打って変わり、中盤センターで躍動。安定したボールキープと的確な捌きで、デンベレがトッテナムの攻撃にテンポとリズムをもたらしている。 (C)Getty Images

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『ミラー』紙の見出しを拝借すれば、「トロフィー・ハンター」。より具体的に言えば「フォックス・ハンター」――。
 
 プレミアリーグのタイトルをレスターと争うトッテナムは、34節のストーク戦に4-0で勝利し、首位を走る“フォクシーズ”(レスターの愛称)との差を5ポイントに縮めた。
 
 スポットライトを浴びたのは、ハリー・ケインとデル・アリだ。4-2-3-1システムの1トップとトップ下は、それぞれ2ゴールを決めている。ただ、敗軍のマーク・ヒューズ監督が、「ついていけなかった」と兜を脱いだ完勝劇の功労者として、ムサ・デンベレの存在を忘れてはならない。
 
 今シーズン、中盤中央で定位置を掴んだデンベレは、下馬評ではトップ4争いすら難しいと思われたトッテナムで、自らの評価を大きく高めた1人である。
 
 ベンチに座る試合が多かった昨シーズンは、与えられた持ち場が2列目であっても3列目であっても、ボールロストが目についた。自身の技術に対する自信が、いわば裏目に出た格好だ。強引なドリブルを仕掛けて止められたり、無駄なタッチを重ねて敵に囲まれたりと、状況判断が悪かった。
 
 そんな姿が、まるで嘘のようだ。恵まれた体格と確かな足下の技術を武器に、中盤でチームを支える屋台骨となっている。マウリシオ・ポチェティーノ監督の指示だろうが、ボールを奪って的確に捌く「ポゼッション源」と評せる活躍ぶりだ。
 

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