チェルシーのオーナー退任から丸2年。「アブラモビッチの衝撃」を振り返る【現地発】

カテゴリ:ワールド

ジョナサン・ノースクロフト(イングランド『Sunday Times』紙記者)

2024年03月29日

英国内における資産が凍結

 しかし、チェルシーとの蜜月関係は唐突に終わりを告げた。22年2月、ロシアがウクライナに侵攻すると、ウラジミール・プーチン大統領と近しい存在とされるアブラモビッチの英国内における資産が凍結されたのだ。侵攻開始から3か月後の22年5月、アブラモビッチは米国の投資グループにクラブを売却し、オーナーを辞任した。
 
 本人にとっては望まぬ形での終焉になったとはいえ、チェルシーでの輝かしい功績は色褪せるわけではない。二度のCL制覇と5度のプレミアリーグ優勝は、アブラモビッチなくしてありえなかった。彼はチェルシーのすべてを変え、ロンドンのみならずイングランドサッカー界のヒエラルキーを大きく覆す特大のインパクトを残した。

文●ジョナサン・ノースクロフト(サンデー・タイムズ紙)
翻訳●田嶋コウスケ

※ワールドサッカーダイジェスト2月1日号より転載

【記事】「ワタルと同じチームなら絶対に負けない」遠藤航への元ドイツ代表FWの賛辞を英メディアが回想!「常に全力を尽くす、チームスポーツの手本」

【記事】「エンドウの躍進はリバプールに革命をもたらした」遠藤航の獲得は歴史的成功!現地メディアが大絶賛「彼を外すのは難しい」「他の選手と違うのは...」

【記事】“遠藤は好きじゃない”で物議の元指揮官、キム・ミンジェのライバルに「どの監督でも彼を使う」と太鼓判で韓国騒然!「衝撃の発言だ」
【関連記事】
「エンドウの躍進はリバプールに革命をもたらした」遠藤航の獲得は歴史的成功!現地メディアが大絶賛「彼を外すのは難しい」「他の選手と違うのは...」
「Jリーグの時からずば抜けていた」小野伸二が絶賛した日本代表戦士は?「リズムを変えられる」
スパーズが警察に捜査を要求した「ラザニア事件」とは? 血生臭い恐怖のバトルも――ロンドンのダービーこそイングランド・フットボールの真髄だ【現地発】
出待ちで選手に会える可能性も⁉ アーセナル・ファン必読!ロンドン在住の事情通がマッチデーの過ごし方をガイダンス【現地観戦のススメ】
PUBのトイレにも“小さなフットボール”が!短い滞在でも堪能できる世界一の蹴球タウン「ロンドン」を探訪【WSD編集長コラム】

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト いよいよ五輪開幕!
    7月10日発売
    パリ五輪特集
    U-23&なでしこ
    日本代表 選手名鑑
    男女出場28か国ガイド付き
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 完全保存版
    7月18日発売
    欧州王者はスペイン!
    EURO2024
    大会総括
    出場24か国の通信簿
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ