• トップ
  • ニュース一覧
  • 明秀日立が“真の強豪校”になるべく新たなスタート。サニックス杯で知った自分たちの現在地と無限大の可能性

明秀日立が“真の強豪校”になるべく新たなスタート。サニックス杯で知った自分たちの現在地と無限大の可能性

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2024年03月22日

守護神が4本中3本をストップ

サニックス杯は逞しい戦いぶりで3位に。写真:松尾祐希

画像を見る

 その結果、3月13日から行なわれたサニックス杯国際ユース大会では目覚ましい結果を残した。昨季の2種年代で結果を残したチームが招待されるフェスティバルで、チームはプレミア勢やプリンス勢に互角以上の戦いを見せた。

 予選リーグではプリンス九州2部の佐賀東に3-1で勝利し、プレミアWESTのヴィッセル神戸U-18にも1-0で勝ち切った。決勝トーナメントでは準決勝でプレミアWESTの大津に0-4で大敗したが、3位決定戦ではプレミアEASTの市立船橋にPK戦の末に勝利。相手は怪我人や高校選抜の活動に参加している選手が不在だったが、持ち前のパワーと組織力で対抗した。

 3-1から終了間際の連続失点で追いつかれたのは反省材料だが、PK戦では重松が4本中3本をストップ。チームは勝負強さを示し、県新人戦からひと回りもふた回りも逞しくなって戦える集団に変貌を遂げた。

 昨季は夏に全国レベルを知り、今季は開幕前に強豪校やJクラブの下部組織と戦えた。その経験を持ってシーズンに入れれば、自ずと求める基準は上がる。
 
 今回のサニックス杯では、コーチングに工夫を凝らしたという。これまで伊藤真輝コーチがテクニカルエリアで指示を出し、萬場監督は後方からバックアップしてきたが、今大会は伊藤コーチが不在。指揮官は選手たちに答えをいきなり言うのではなく、考えさせるような声掛けを行なった。その理由について、こう話す。

「今まで僕は先頭に立っていたけど、去年は後方から見させてもらった。少し見方を変えられたので、彼らが自力で改善できるように働きかけるには、彼らの知恵を出させるようにしないといけないと感じた」

 自立できれば、選手たちの成長スピードは一気に加速する。そうした取り組みも行ないながら、明秀日立はさらなる高みを目ざす。夏と冬の日本一はもちろん、プリンスリーグ関東2部昇格を果たすべく、挑戦を続けていく。

取材・文●松尾祐希(サッカーライター)

【PHOTO】日本代表の北朝鮮戦出場16選手&監督の採点・寸評。及第点を上回ったのは4人、最高点は決勝弾の田中碧

【記事】「大然くんに聞いたら…」ベンチから北朝鮮戦を見た久保建英の感想は?

【記事】北朝鮮戦で続いた悪い流れ...何事も起こらなかったのは相手が格下だったから。気になったのは日本ベンチ前の光景
 
【関連記事】
【日本1-0北朝鮮|採点&寸評】ホームで予想以上の苦戦。及第点を上回ったのは4人のみ。最高点はMOMの...
「絶対してはいけないプレー」堂安律はなぜ味方を叱責したのか「終わってから話もしました」
「3/21平壌開催白紙」→「フライト中止」→「3/22千葉県内でトレーニングに変更」。異例の事態にも迅速に対応した“縁の下の力持ち”の存在を決して忘れてはいけない
「大然くんに聞いたら…」ベンチから北朝鮮戦を見た久保建英の感想は?
北朝鮮戦で続いた悪い流れ...何事も起こらなかったのは相手が格下だったから。気になったのは日本ベンチ前の光景

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト いざアジア王者へ!
    5月10日発売
    悲願のACL初制覇へ
    横浜F・マリノス
    充実企画で
    強さの秘密を徹底解剖
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ