「縦に早い攻撃」を強調していた指揮官の新たな引き出し。「ゲームコントロール」と「守備の厳しさ」が次なるテーマに。
確かに、日本はゴールラッシュを披露する一方で、シリアのカウンターを浴びて何度か決定機を作られている。GK西川のファインセーブや長谷部の懸命なスライディングによってことなきを得たが、相手のレベルが上がる最終予選で同じ失敗をしたら、失点に直結しかねない。
「我々の弱い時間帯と、強い時間帯があります。そこで我々のエネルギーをどう使うかが肝心になります。いろんなことをコントロールしながらやらなければいけない。時々は時間をかけることも必要だと思います」
しゃにむに攻めるではなく、劣勢の時間帯はボールをポゼッションしてスローダウンさせながら、試合をコントロールする。こうした趣旨の発言は、就任当初には聞かれなかったものだ。口を開く度に「縦に早い攻撃」を強調していた指揮官が、新たな引き出しを開けたと言ってもいいだろう。
「2次予選が終わり、今度は第2段階が始まります。おそらく、想像以上に難しいことが待っていると思います。我々よりも強いチームが来るわけで、我々に大きな問題を起こすチームもあるでしょう。我々の弱い時間帯に、もっとゲームをコントロールしなければいけないと思います。
それは守備の厳しさですね。もっとコミュニケーションをとるとか、みんなで固まってブロックを作るとかですね。そういったことを、まだまだディスカッションして準備していかなければいけないと思っています」
この2次予選や何度かの親善試合・キャンプを通して、ハリルホジッチ監督が「土台、基礎をしっかり作る」と語った「第1段階」は終わった。これから日本代表は、最終予選に向けて「ゲームコントロール」や「守備の厳しさ」を重視した次のステップに進もうとしている。
※『サッカーダイジェスト3月24日発売号』では、「2016シーズン J1&J2リーグ全40クラブの戦術ガイド」をお届けします。また齋藤学選手、シモビッチ選手、大黒将志選手、原口元気選手の独占インタビューも掲載。ボリューム満点の内容でお届けします。
「我々の弱い時間帯と、強い時間帯があります。そこで我々のエネルギーをどう使うかが肝心になります。いろんなことをコントロールしながらやらなければいけない。時々は時間をかけることも必要だと思います」
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「2次予選が終わり、今度は第2段階が始まります。おそらく、想像以上に難しいことが待っていると思います。我々よりも強いチームが来るわけで、我々に大きな問題を起こすチームもあるでしょう。我々の弱い時間帯に、もっとゲームをコントロールしなければいけないと思います。
それは守備の厳しさですね。もっとコミュニケーションをとるとか、みんなで固まってブロックを作るとかですね。そういったことを、まだまだディスカッションして準備していかなければいけないと思っています」
この2次予選や何度かの親善試合・キャンプを通して、ハリルホジッチ監督が「土台、基礎をしっかり作る」と語った「第1段階」は終わった。これから日本代表は、最終予選に向けて「ゲームコントロール」や「守備の厳しさ」を重視した次のステップに進もうとしている。
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