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【日本代表】ハリルホジッチ監督は日本代表に適した指揮官なのか。3月シリーズはむしろ“テストされる立場”に!?

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2016年03月18日

代表定着に向けて、柏木本人にとっても今回の連戦は…。

柏木のパフォーマンスは見どころのひとつ。司令塔として確固たる地位を築けるか。(C)SOCCER DIGEST

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 そしてハリルホジッチ監督はチームの方向性についても次のように明言していた。

「ロングボールで空中戦を挑むのは、我々のプレーではない。早くボールを走らせ、ワンタッチ、ツータッチを使う。そしてギャップと背後を突く。自分たちよりもフィジカルがある選手たちとの接触を避けながら、そうしたことをやらなければいけない。我々は、できるだけ早くグラウンダーでボールを走らせることを考えなければいけません」

 フィジカルの不足分はプレースピードで補う──。弱点を克服すること以上に日本人選手の特長を活かして戦うやり方にシフトしたように映るハリルホジッチ監督が、今回の連戦で確認しようとしているひとつが引いた相手にスピーディな攻撃を展開できるかどうかという点だろう。

 その起点として期待されるのがやはり柏木だ。4-3-3のトップ下から前の4人が良い形でシュートに持ち込めるかは、柏木のゲームメイクにかかっているかもしれない。

 この3月シリーズで結果を出せば、柏木は最終予選でも前線の選手のスピードとテクニックを引き出すためのキーマンになる可能性はある。代表定着に向け、柏木本人にとってもアフガニスタン戦とシリア戦はターニングポイントになりそうだ。

 もうひとつ注目すべき確認作業を挙げるなら、前線の選手の役割だろう。

「レスターでは守備的MFもしくはCBの岡崎には、代表で違う仕事を要求する」

「本田はミランで右サイドハーフだが、代表ではもっと前でプレーしてほしい」

「金崎に関しては代表では中央のエリアにいてほしい」

 ハリルホジッチ監督のこうしたコメントから察すれば、今回の連戦で彼らに求められるのはゴールに直結するプレーだ。

 またテストという意味では、ハリルホジッチ監督が「真ん中でできると思う」と評した原口の起用法に注目だ。実際、現体制下で原口はサイドに限らず、トップ下、ボランチ、右SBなど複数のポジションで試されている。

 原口がトップ下で開花すれば、香川や清武に良い意味でプレッシャーをかけられる。いずれにしても、トップ下を担う選手の働きもスピーディかつテクニカルな攻撃を実践するうえで不可欠だろう。

 押し込む展開が予想されるアフガニスタン戦、シリア戦で仮に攻めあぐねれば、ハーフナーがテストされるはずだ。ここまでクロスがゴールを奪ううえで有効手段になっていない代表チームで、「サイドからボールを入れて、ハーフナーの頭を狙うのは大事になってきます」とハリルホジッチ監督も言っている。オプションを増やすために、ハーフナーの働きも見どころのひとつになりそうだ。
 
 
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