【日本代表】ハリルホジッチ監督は日本代表に適した指揮官なのか。3月シリーズはむしろ“テストされる立場”に!?

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2016年03月18日

就任当初から変化したように映るハリルホジッチ監督のスタンス。

ハリルホジッチ監督は3月シリーズでどんな結果を残すか。はっきりとしたスタイルを打ち出したいが……。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 ワールドカップ・アジア2次予選、日本はグループEの6試合を消化して5勝1分の勝点16で首位に立つ。

 すでに2位以内を確定しているが、無条件で最終予選に進めるのは1位のみ。各組の2位で2次予選を突破できるのは成績上位の4か国で、残る4チームは予選敗退となる。

 2位のシリアとの勝点差はわずか1。負けが許されない今回の連戦で、ハリルホジッチ監督が「目的は2試合に勝つこと、失点しないこと、そしてできるだけたくさんの点を取ること」と言うのは頷ける。

 U-23代表のポルトガル遠征が重なった関係で遠藤航らは外れたが、勝負へのこだわりは選ばれた24人の顔ぶれを見ても分かるだろう。

 現体制下で初招集はハーフナーひとり。メンバー発表の席でどよめきがまるでなかったように、ほぼ順当な23人と言える。

 リーグ序盤戦の好調ぶりを踏まえれば、小林の選出も妥当。サウサンプトンで途中出場が増えたCBの吉田、ドルトムントで出番が減った香川などクラブシーンで不完全燃焼の選手もいるが、そんな彼らも代表では主力として戦ってきたのだから、“ガチな面子”である。

 ただ、ハリルホジッチ監督はすでに9月の最終予選を睨んでいるようで、真剣勝負のなかでもいくつか確認作業とテストをしたい意向も持っていた。

 その確認作業とテストの内容を説明する前に触れておきたいのが、ハリルホジッチ監督の“変化”だ。就任当初は「パワー」という言葉を連呼し、名古屋の川又や川崎の谷口に力強いプレーを求める向きもあったが、試合を重ねるにつれて「スピード」や「テクニック」というフレーズが多くなった。

 そうした変化を示すうえで象徴的な選手が、柏木だろう。今回のメンバー発表の席でハリルホジッチ監督ははっきりとこう言った。

「パワーはありませんが、守備と攻撃の両局面でチームに良いものをもたらしてくれます。良いボールを送れますし、プレーのスピードというところでも彼が必要」
 
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