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パリ五輪世代FW細谷真大への期待感。要求や動き出しの“質”にこだわれば「ゴールに近づけると思います」

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2023年12月31日

「今回のアジアカップには出たい」

今季はリーグ戦全34試合に出場し、チームトップの14ゴール。自身初の二桁得点と確かな成長を示した。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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 細谷を筆頭にパリ五輪世代にはできるだけ多くアジアカップを経験してほしいところ。前回の2019年UAE大会を振り返ると、冨安健洋(アーセナル)と堂安律(フライブルク)の2人が参戦。これを機に板倉滉(ボルシアMG)や前田、田中碧(デュッセルドルフ)らが2019年のうちにA代表デビューを果たし、東京五輪世代が一大勢力となっていった。

 そういった流れを踏まえると、パリ五輪世代のトップである細谷はアジアカップ参戦を現実にしなければならないだろう。現時点では、鈴木彩艶(シント=トロイデン)と野澤大志ブランドン(FC東京)の両GKの参戦はほぼ確実と見られるが、フィールドプレーヤーがゼロというのは、やはり寂しい。

 森保監督も2023年を総括した際、若い世代の台頭の遅れを認めており、ここからギアを上げていかないと、2026年北中米ワールドカップまでは若返りが進まない恐れも出てくる。

 4月にはパリ五輪のアジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップも控えるため、アジアを勝ち上がる厳しさを知るフィールドプレーヤーが1人でもいることは意味がある。細谷はその重責を担う存在として、大きな期待を背負うことになるのだ。
 
「やっぱり今回のアジアカップには出たいと思いますし、それを経験することで、パリ五輪の最終予選というところにもすごく関わってくる。本当に貴重な期間なので、ぜひ選ばれたいですね。僕は五輪予選も両方行くつもりではいます」と、本人も堂々たるコメントをしていたが、強い意気込みをピッチで示すしかない。

 右サイドの伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス)、トップ下の伊藤涼太郎(シント=トロイデン)、左サイドの奥抜とは共闘した経験がほぼないため、活かし・活かされる関係の構築はそう簡単ではない。

 ただ「基本、呼べばボールは出てくると感じている。要求の質や動き出しの質にこだわってやれば、ゴールに近づけると思います」というコメント通り、自分からアクションを起こしていくことも必要。遠慮することなく、思い切りゴールに突き進み、結果を出す細谷をぜひ見たい。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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