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パリ五輪世代FW細谷真大への期待感。要求や動き出しの“質”にこだわれば「ゴールに近づけると思います」

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2023年12月31日

強烈なインパクトを残すことが肝心

タイ戦は先発が有力視される細谷。何よりも求められるのはゴールという結果だろう。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

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 2024年最初の国際親善試合となるタイ戦が、元日の国立競技場でキックオフされる。スタジアムは超満員に膨れ上がる見通しで、日本代表としては内容のある勝利を挙げ、アジアカップに弾みをつけたいところだ。

 森保一監督が前日会見で明言した通り、今回は代表初キャップの藤井陽也(名古屋)、奥抜侃志(ニュルンベルク)らフレッシュな陣容で挑むことになりそうだ。直後にアジアカップ登録メンバー26人が発表されるだけに、当落選上の選手たちは重圧がかかるところ。

 森保監督も「何よりも思い切って自分の良さを出してほしい」とエールを送っていたが、自分のストロングを出して勝利に貢献することが、生き残りに近づくはずだ。

 とりわけ注目されるのは、1トップで先発が濃厚な細谷真大(柏)。パリ五輪世代のトップFWは、すでに去年のE-1選手権の中国戦で代表スタメンを飾っているが、今年11月に欧州組を含めたチームに招集されるようになってからは、先発となれば初だ。

「まずは攻撃をけん引してほしいと思いますし、何よりも得点を取ってもらえるように、貪欲にゴールに向かってアグレッシブにプレーしてほしい。そのうえで彼は攻撃も守備もスイッチを入れられる選手なので、そこでもチームに貢献してもらいたい」と、森保監督も期待を示したが、やはり最重要タスクはゴールという結果に他ならない。
 
 11月のシリア戦では勝敗がほぼ決した後の5点目を奪い、代表初ゴールを記録したが、今回はより強度が高く、タスクも多いなかでのプレーとなる。得意のポストプレーや前線からのハードなプレスなど複数の仕事をこなしたうえで、裏抜けや決定力を発揮するというのはハードルが高いが、やるべき仕事を確実に遂行できれば、アジアアップに近づくのは間違いない。

 目下のFW陣を見ると、浅野拓磨(ボーフム)と上田綺世(フェイエノールト)は別メニューが続き、タイ戦は欠場だろう。浅野のほうはアジアカップに間に合うだろうが、上田は微妙な情勢と見られている。

 一方、今回は参戦していない古橋亨梧、前田大然(ともにセルティック)は30日のレンジャーズとのダービーマッチに揃って先発出場。古橋は今季8点目を挙げ、復調傾向で、前田も12月下旬には公式戦に復帰している。

 細谷はこういった面々と比較される立場。だからこそ、タイ戦で強烈なインパクトを残すことが肝心。やはりゴールという一発回答が求められる。

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