磐田――敵陣を崩す攻撃の機会は限られたが、得点に絡んだ太田、松浦、小林、そしてジェイを好評価。
【磐田|採点・寸評】
GK
21 カミンスキー 6.5
相手がシュートを撃つまでしっかり見切り、主導権を握って冷静に対応。ポジショニングも良く、“無駄なスペース”を与えていなかった。
DF
5 櫻内 渚 6
宇賀神のキックミスにも助けられたが、余裕を持って守備の対応をできていた。1対1のディフェンスに自信を深められたはず。
3 大井健太郎 6
ズラタンや興梠が“狙っていた”背後のスペースを消しつつ、彼らしい力強い守備で壁となった。
35 森下 俊 6
同じような形で何度かズラタンにぶち抜かれそうになったが、ギリギリの対応を続けた。終盤は逆に痺れるようなナイスタックルも見せた。
2 中村太亮 6
関根の突破を食い止め、反撃の起点にもなった。セットプレー時は、キーマンだった阿部に対応。
MF
9 太田吉彰 6.5
獲物を仕留めるスナイパーのごとく、浦和のバックパスにしっかりプレスをかけて、狙い通りの先制ゴールを奪取。その快足で、チームに勢いをもたらした。
7 上田康太 6
序盤は興梠らの鋭い動きに“受ける”形が増えた。ただ、次第に複数人でボールホルダーにプレスをかける守備が機能。中盤での「守備の組織力」は相手を上回った。
13 宮崎智彦 6
立ち上がり柏木に弾き飛ばされてボールを奪われ、危うく失点を許しそうになった。ただ途中からはスルスルと持ち上がってチャンスを作るなど、アクセントをつけた。90分トータルで見れば、全体のバランスを保つことができて、勝利に導いた。
15 アダイウトン 5.5 (69分OUT)
後半、カウンターから決定的なチャンスを作る。ただ、全体的には対峙した遠藤らの厳しいチェックに苦しみ、持ち前の高速アタックを発揮し切れなかった。
MAN OF THE MATCH
4 小林祐希 6.5(90+3分OUT)
守備時は齊藤と並んで2トップ気味に対応。抜群のフィジカルバランスを活かしてゴール前でボールをため、ジェイの決勝ゴールをアシスト! 勝負どころを見逃さなかった感覚はさすがだった。
FW
16 齊藤和樹 5.5(81分OUT)
決して目立たなかったものの、献身的なプレッシングなどで貢献。途中からプレー精度が一気に落ちたのは反省点。ジェイとはまったく異なるタイプだが、J1では重宝されそうだ。
交代出場
FW
8 ジェイ 6.5(69分IN)
槙野とのポジショニングの競り合いに勝って、身体を投げ打って決勝ゴールを押し込んだ。J1デビューでJ1初ゴール。今季、脅威の存在となりそうだ。
MF
11 松浦拓弥 6.5 (81分IN)
投入直後に左サイドを駆け上がって阿部を振り切り、決勝ゴールを演出。敵陣にできていたスペースを、狙いどおり攻略することに成功した。
MF
23 山本康裕 ― (90+3分IN)
アディショナルタイムに投入。小林との交代で、時間を上手く使う。
監督
名波 浩 6.5
柏木とシャドー2枚に対し、複数人で囲い込んでボールを奪う守備が見事にハマった。柏木に1点を許したものの、シャドーにはほとんど前さえ向かせなかった。ミーティングでは白板の一番最後に「逃げるな!」と書いて選手たちを送り出したそうで。「選手たちは闘う気持ちを前面に出してくれた」と称えた。
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
GK
21 カミンスキー 6.5
相手がシュートを撃つまでしっかり見切り、主導権を握って冷静に対応。ポジショニングも良く、“無駄なスペース”を与えていなかった。
DF
5 櫻内 渚 6
宇賀神のキックミスにも助けられたが、余裕を持って守備の対応をできていた。1対1のディフェンスに自信を深められたはず。
3 大井健太郎 6
ズラタンや興梠が“狙っていた”背後のスペースを消しつつ、彼らしい力強い守備で壁となった。
35 森下 俊 6
同じような形で何度かズラタンにぶち抜かれそうになったが、ギリギリの対応を続けた。終盤は逆に痺れるようなナイスタックルも見せた。
2 中村太亮 6
関根の突破を食い止め、反撃の起点にもなった。セットプレー時は、キーマンだった阿部に対応。
MF
9 太田吉彰 6.5
獲物を仕留めるスナイパーのごとく、浦和のバックパスにしっかりプレスをかけて、狙い通りの先制ゴールを奪取。その快足で、チームに勢いをもたらした。
7 上田康太 6
序盤は興梠らの鋭い動きに“受ける”形が増えた。ただ、次第に複数人でボールホルダーにプレスをかける守備が機能。中盤での「守備の組織力」は相手を上回った。
13 宮崎智彦 6
立ち上がり柏木に弾き飛ばされてボールを奪われ、危うく失点を許しそうになった。ただ途中からはスルスルと持ち上がってチャンスを作るなど、アクセントをつけた。90分トータルで見れば、全体のバランスを保つことができて、勝利に導いた。
15 アダイウトン 5.5 (69分OUT)
後半、カウンターから決定的なチャンスを作る。ただ、全体的には対峙した遠藤らの厳しいチェックに苦しみ、持ち前の高速アタックを発揮し切れなかった。
MAN OF THE MATCH
4 小林祐希 6.5(90+3分OUT)
守備時は齊藤と並んで2トップ気味に対応。抜群のフィジカルバランスを活かしてゴール前でボールをため、ジェイの決勝ゴールをアシスト! 勝負どころを見逃さなかった感覚はさすがだった。
FW
16 齊藤和樹 5.5(81分OUT)
決して目立たなかったものの、献身的なプレッシングなどで貢献。途中からプレー精度が一気に落ちたのは反省点。ジェイとはまったく異なるタイプだが、J1では重宝されそうだ。
交代出場
FW
8 ジェイ 6.5(69分IN)
槙野とのポジショニングの競り合いに勝って、身体を投げ打って決勝ゴールを押し込んだ。J1デビューでJ1初ゴール。今季、脅威の存在となりそうだ。
MF
11 松浦拓弥 6.5 (81分IN)
投入直後に左サイドを駆け上がって阿部を振り切り、決勝ゴールを演出。敵陣にできていたスペースを、狙いどおり攻略することに成功した。
MF
23 山本康裕 ― (90+3分IN)
アディショナルタイムに投入。小林との交代で、時間を上手く使う。
監督
名波 浩 6.5
柏木とシャドー2枚に対し、複数人で囲い込んでボールを奪う守備が見事にハマった。柏木に1点を許したものの、シャドーにはほとんど前さえ向かせなかった。ミーティングでは白板の一番最後に「逃げるな!」と書いて選手たちを送り出したそうで。「選手たちは闘う気持ちを前面に出してくれた」と称えた。
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。