「僕もできるようにならないと」
ステップには自信があるほうだった。前述した通り、ボールを持って素早いステップワークを駆使して、ドリブルやパスで打開するプレーは彼の代名詞だ。しかし、それが守備になった途端に出せなくなる。まだまだ本物の技術として体得していないと気づいた。
「キレを上げることは攻撃でも守備でも非常に大事で、攻守において相手とボールの間に身体を入れる回数をもっと増やさないと、フィジカルの強さやバランス感覚、一歩目の強度なども身につかないし、自分が成長しているという実感を得られないなと」
U-17W杯において日本の守備がまったく通用しなかったわけではない。その事実もまた名和田の課題意識に火をつけた。
「キレを上げることは攻撃でも守備でも非常に大事で、攻守において相手とボールの間に身体を入れる回数をもっと増やさないと、フィジカルの強さやバランス感覚、一歩目の強度なども身につかないし、自分が成長しているという実感を得られないなと」
U-17W杯において日本の守備がまったく通用しなかったわけではない。その事実もまた名和田の課題意識に火をつけた。
「実際に日本の選手でも、やれている選手は何回もデュエルを制してボールを奪っていたので、僕もできるようにならないといけないと思えたことが、一番大きな収穫でした。正直、ボールを奪い切る守備は苦手なのですが、そういうところから目を背けてしまうと、自分の成長が止まってしまうし、結果として悔しい思いをするということをU-17ワールドカップで痛感したので、もうあんな思いはしたくない。普段の練習や試合の中で積極的にトライしないと上手くならないと思っています」
『日本人は俊敏性と技術で勝負すべき』という言葉で課題から目を背けてしまう兆候があるなかで、彼は決して自分のサイズやプレースタイルで言い逃れをせず、やらなければいけないことと捉えて前向きに全力で取り組んでいる。この姿勢がある限り、名和田の成長は止まることはないだろう。注目の2年生アタッカーの今後にぜひ注目してもらいたい。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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