大舞台で味わった屈辱は忘れない
そして、ベスト8進出を懸けたスペイン戦で先発に名を連ねる。
「あいつはゴール前で足を振り切れる。スペースが空くのも分かっていたし、分析通り。一振りできるスペースが生まれて、そこでクオリティは出してくれた」(森山監督)
日本は早々に失点し、1点ビハインドの状況で迎えた41分。柴田翔太郎(川崎U-18)からパスを受けた佐藤龍之介(FC東京)が右サイドを抉って折り返すと、ペナルティアーク付近に走り込んだ名和田は相手ひとりを外し、冷静に右足を振った。
【動画】名和田我空のスーパーショット!
シュートコースはDFの間しかなかったが、ここしかないというコースに打ち込んでGKが一歩も動けないゴラッソを決めた。ただ、その後、チームは失速し、後半の終盤に決勝点を献上。無念の敗退となった。
「得点はできたけど、チームが勝たないと意味がない。それが相手と自分のアタッカーの差だった」
「あいつはゴール前で足を振り切れる。スペースが空くのも分かっていたし、分析通り。一振りできるスペースが生まれて、そこでクオリティは出してくれた」(森山監督)
日本は早々に失点し、1点ビハインドの状況で迎えた41分。柴田翔太郎(川崎U-18)からパスを受けた佐藤龍之介(FC東京)が右サイドを抉って折り返すと、ペナルティアーク付近に走り込んだ名和田は相手ひとりを外し、冷静に右足を振った。
【動画】名和田我空のスーパーショット!
シュートコースはDFの間しかなかったが、ここしかないというコースに打ち込んでGKが一歩も動けないゴラッソを決めた。ただ、その後、チームは失速し、後半の終盤に決勝点を献上。無念の敗退となった。
「得点はできたけど、チームが勝たないと意味がない。それが相手と自分のアタッカーの差だった」
大会中にもう一度チャンスを得て、目に見える結果を出した。しかし、チームは敗戦。どんなに押し込まれても、どんなに苦しい状況でも、少ないチャンスを仕留めて勝利に導く――自分が理想とする姿は体現できず、力不足を痛感させられた。
「ゴリさんからも言われて、向き合わないといけない。この4試合、本当にチームに貢献できず、アルゼンチン戦とセネガル戦に出られなかったのは、自分の強度の部分が課題。神村学園に戻って一番強度を出して、ここから始まるぞという気持ちでやっていかないといけない」
悔しさはそのまま、さらなるレベルアップの原動力になる。
「前を向いて、ここから成長しないといけない。自分はまだまだこれから。本当に、この経験を無駄にしたくない。スペインと再戦したら倒せるように」
初めての大舞台で味わった屈辱は忘れない。良いことも悪いことも、経験はすべて自分に返ってくる。そう信じて、名和田は次の目標に向かって走り出す。
取材・文●松尾祐希(フリーライター)
「ゴリさんからも言われて、向き合わないといけない。この4試合、本当にチームに貢献できず、アルゼンチン戦とセネガル戦に出られなかったのは、自分の強度の部分が課題。神村学園に戻って一番強度を出して、ここから始まるぞという気持ちでやっていかないといけない」
悔しさはそのまま、さらなるレベルアップの原動力になる。
「前を向いて、ここから成長しないといけない。自分はまだまだこれから。本当に、この経験を無駄にしたくない。スペインと再戦したら倒せるように」
初めての大舞台で味わった屈辱は忘れない。良いことも悪いことも、経験はすべて自分に返ってくる。そう信じて、名和田は次の目標に向かって走り出す。
取材・文●松尾祐希(フリーライター)