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【リオ五輪代表】オーバーエイジを使って「決勝を目指す」。霜田技術委員長が最終予選を総括し、本大会までのプランを発表

カテゴリ:Jリーグ

飯尾篤史

2016年02月21日

個の力で「試合を決められる選手」の不在を指摘。

総合力の高さで頂点にたどり着いたものの、個々の能力については不安も残った。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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 また、②「Japan’s Way」=日本の武器を発揮できたか、についての言及で軸になったのは3つだ。これも項目ごとに見ていきたい。
 
・スピードとテクニックの発揮
 前線にスピードのある選手を配し、速く迫力のある攻撃を何度も仕掛けられたのはポジティブな面だが、テクニックに関しては、中東や韓国の屈強な選手にプレッシャーを掛けられると、蹴ってしまったり、コントロールミスがあった。「プレーの精度がもう少し高ければ、もっと効果的な攻撃ができたと思います」と霜田委員長は振り返る。
 
・コレクティブに戦えたか
 全員が当事者意識を持ってサボることなく、誰かに頼るわけでもなく、全員で攻撃を仕掛け、全員で守るコレクティブな戦いを6試合に渡って貫けた。「日替わりでヒーローが生まれたのも、優勝できた要因だと思います」と霜田委員長は付け加えた。
 
・走り勝つことができたか
 体格で劣る日本人が走り負けていたら勝負にならない。「早川(直樹)コンディショニングコーチの経験やメディカルスタッフの日々のケア、監督のターンオーバーも含め、いいコンディションで6試合を戦えた」と霜田委員長は分析。延長戦に入っても足を攣る選手を出さずに戦い抜けたのは、コンディショニングの成功によるところが大きかった。
 

③「世界基準へ」=課題への取り組みについても、それぞれ以下のように総括した。
 
・フィジカルで戦えていたか
 イランやイラクの選手と同じピッチに立つと、日本のほうがひと回り小さいことが明白だった。「日本にも背の高い選手は増えましたが、まだまだ上半身が細かったり、逞しい選手が少ない」と霜田委員長は指摘。フィジカル面の強化は、依然として日本全体の課題だ。
 
・戦術的柔軟性
 自分たちが思い描く試合ができなくても、なんとか勝利に結びつけるためのゲームコントロールやメンタルのコントロールが発揮されていた。その反面、「個の能力で試合を決めてしまう選手が日本は少なかった」と霜田委員長は指摘した。
 
・勝利へのメンタリティ
「いろいろなところで『勝てない』『危ないんじゃないか』と言われていたのもあって、選手たちは反骨心を持っていたし、監督がそれをうまく引き出してくれた」と霜田委員長は言う。闘志を前面に押し出すファイタータイプの選手は不在だったが、最後まで諦めない、最後まで体を張るという部分で勝利のメンタリティが発揮された。
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