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金田喜稔がチュニジア戦を斬る!「相手のシュートを1本に抑えた守備は見事。伊東の得点シーンは久保の特長が良く出ていた」

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2023年10月18日

選手層が厚くなっている

古橋の決めたチーム1点目に絡み、伊東の追加点もアシストした久保。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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 森保監督がチュニジア戦後にも口にしていた『アグレッシブ』には、おそらく怖がらずに勇気を持ってボールを繋いでいくこと、そして『我慢するところは我慢する』には、自分たちのペースではない時間帯を踏ん張って凌ぐということが含まれているだろう。

 それは「良い守備から良い攻撃」が全体のベースとして浸透しつつあるなかで、もちろん森保監督を中心に名波コーチ、前田コーチらが伝えていることもあるけれど、短い代表期間のなかで選手同士がしっかりコミュニケーションを取って、お互いの良さを引き出し合える関係を構築しているからできることでもある。

 新しく選ばれた選手たちもそれを理解して、自分の特長を発揮している。チームを活かす、自分を活かしてもらうというレベルも高くなっていると感じた。
 
 たとえば、ブラジルの選手がセレソンに選ばれた誇りを強く持っているように、日本代表のユニホームを着て戦うことはステイタスであり、選ばれたら試合に出たいと考えるのは当然だ。

 森保ジャパンは11月に26年ワールドカップのアジア2次予選を戦い、来年1月にはアジアカップを控える。でも、アジア2次予選で戦う対戦国のレベルだったり、ヨーロッパで活躍している選手たちの疲労度を考えると、頻繁に招集しなくてもいいのではないだろうか。

 アジアカップはアジアナンバーワンの座を懸けた大事な大会だけど、開催時期の1~2月はヨーロッパの各リーグが佳境を迎えている。自チームで主力を張っている海外組以外で戦うのもありかもしれない。

 10月シリーズは鎌田や三笘、堂安らが不在だったが、おそらく森保監督は他にもまだ呼びたい選手、試したい選手がいるだろう。それくらい選手層が厚くなっているから、まさに次のフェーズに入ってきた。カナダ戦とチュニジア戦は、今後に期待が持てる2試合だった。

【著者プロフィール】
金田喜稔(かねだ・のぶとし)/1958年2月16日生まれ、65歳。広島県出身。現役時代はドリブルの名手として知られ、中央大在学中の1977年6月の韓国戦で日本代表デビューを飾り、代表初ゴールも記録。『19歳119日』で記録したこのゴールは、現在もなお破られていない歴代最年少得点である。その後は日産自動車(現・横浜)でプレーし、1991年に現役を引退。Jリーグ開幕以降はサッカーコメンテーター、解説者として活躍している。

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