31歳のC・ロナウドは今が売り時だという考え方も。

マドリーが画策していると言われるのがネイマールの獲得。現時点では夢物語に過ぎないが、C・ロナウドらを売り捌き、その巨額の売却益をつぎ込めば、ありえない話では……。(C)Getty Images
現実的に、FIFAがマドリーに救いの手を差し伸べるとは考えにくい。バルサに下した制裁と同じ処分を最終的に言い渡すだろう。ということは、マドリーはこの夏、16-17シーズンのみならず、その翌シーズンの戦いまでを見越して補強しなければならない。ちょうどバルセロナが14年夏にルイス・スアレスを獲得したように、である。
ペレスは「マドリーのゴールマウスはスペイン代表の守護神が守らなければならない」と考えており、まず間違いなくデ・ヘア獲得に動くだろう。では、ふたり目は誰か。
第一希望はジダンが惚れ込むチェルシーのエデン・アザールだ。彼自身、環境を変えたいと考えており、ネックとなるのは高額の移籍金くらいだ。これに続く候補がバイエルンのロベルト・レバンドフスキ。ユベントスのポール・ポグバもそれに次ぐ有力候補のひとりだ。
さらにもうひとり、可能性として浮上しているのがネイマールだ。サントス時代から目を付けていたように、ネイマールの獲得はクラブの夢である。2月5日に31歳になったクリスチアーノ・ロナウドに、もはや大幅な成長は見込めない。今が一番の売り時だと考えても不思議はないはずだ。C・ロナウドあるいはベンゼマも併せて売り捌き、その巨額の売却益をネイマール・サイドに提示すれば――。
リオネル・メッシの大幅な待遇アップの影響もあり、バルサの経営は決して安泰とは言えない状況にある。メインスポンサーとの契約更新も、まだ決定していない。
背番号7の白いユニホームを身にまとったネイマール。いまはまだ、夢物語のように聞こえるかもしれない。しかし、何が起こるかわからないのがメルカートである。
文:パブロ・ポロ(マルカ紙)
翻訳:豊福晋
【著者プロフィール】
Pablo POLO(パブロ・ポロ)/スペイン最大のスポーツ紙『マルカ』でレアル・マドリー番を務める敏腕記者。フランス語を操り、フランスやアフリカ系の選手とも親密な関係を築いている。アトレティコ番の経験もあり、首都の2大クラブに明るい。
ペレスは「マドリーのゴールマウスはスペイン代表の守護神が守らなければならない」と考えており、まず間違いなくデ・ヘア獲得に動くだろう。では、ふたり目は誰か。
第一希望はジダンが惚れ込むチェルシーのエデン・アザールだ。彼自身、環境を変えたいと考えており、ネックとなるのは高額の移籍金くらいだ。これに続く候補がバイエルンのロベルト・レバンドフスキ。ユベントスのポール・ポグバもそれに次ぐ有力候補のひとりだ。
さらにもうひとり、可能性として浮上しているのがネイマールだ。サントス時代から目を付けていたように、ネイマールの獲得はクラブの夢である。2月5日に31歳になったクリスチアーノ・ロナウドに、もはや大幅な成長は見込めない。今が一番の売り時だと考えても不思議はないはずだ。C・ロナウドあるいはベンゼマも併せて売り捌き、その巨額の売却益をネイマール・サイドに提示すれば――。
リオネル・メッシの大幅な待遇アップの影響もあり、バルサの経営は決して安泰とは言えない状況にある。メインスポンサーとの契約更新も、まだ決定していない。
背番号7の白いユニホームを身にまとったネイマール。いまはまだ、夢物語のように聞こえるかもしれない。しかし、何が起こるかわからないのがメルカートである。
文:パブロ・ポロ(マルカ紙)
翻訳:豊福晋
【著者プロフィール】
Pablo POLO(パブロ・ポロ)/スペイン最大のスポーツ紙『マルカ』でレアル・マドリー番を務める敏腕記者。フランス語を操り、フランスやアフリカ系の選手とも親密な関係を築いている。アトレティコ番の経験もあり、首都の2大クラブに明るい。