【セリエA|冬のマーケット総まとめ】主役を演じたのはローマ。スクデットを争うユーベとナポリは地味な動きだった

カテゴリ:ワールド

片野道郎

2016年02月05日

ふたりのサイドアタッカーがすぐに結果を出した。

ローマ復調の鍵を握るエル・シャーラウィ(手前)とペロッティ。23節のサッスオーロ戦では、このコンビでダメ押し点を奪った。(C)Getty Images

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【全20チームの刷新規模】
大:フィオレンティーナ、ローマ、アタランタ、ジェノア、サンプドリア、カルピ
中:インテル、キエーボ、トリノ、ウディネーゼ、ヴェローナ
小:ナポリ、ミラン、サッスオーロ、エンポリ、ラツィオ、ボローニャ、パレルモ、フロジノーネ
極小:ユベントス
 
 別名「修復のメルカート」として知られる冬の移籍ウィンドウ。今シーズンもその名にたがわず、前半戦(あるいはここ1か月)で不振をかこってきたクラブが大きな動きを見せた反面、順調なシーズンを送っているクラブは微調整程度の小幅な動きに留まった。
 
【2016年欧州冬のメルカート】新天地を求めた主な選手まとめ
 
 上位陣の中でもっとも派手な動きを見せたのがローマだ。年明けにリュディ・ガルシアからルチアーノ・スパレッティへの監督交代に踏み切ったこともあり、新監督の要望に応じてモナコのステファン・エル・シャーラウィ、ジェノアのディエゴ・ペロッティという代表クラスのサイドアタッカーふたりを獲得した。
 
  エル・シャーラウィは加入後2試合連続ゴール、ペロッティもデビュー戦でそのエル・シャーラウィの得点をアシストと、早速派手な活躍を見せている。
 
 その一方で、ファン・マヌエル・イトゥルベとジェルビーニョを放出し、移籍金の収支をしっかりプラスに収めたのはワルテル・サバティーニSDの面目躍如だ。イトゥルベはプレミアリーグのボーンマス、ジェルビーニョは中国の河北華夏幸福と、いま世界でもっともカネのあるリーグに活躍の場を求めている。
 
 プレミアには他にもアルベルト・パロスキがキエーボからスウォンジー、マリオ・スアレスがフィオレンティーナからワトフォードに移籍。現在首位を走るクラウディオ・ラニエリ監督のレスターもエムバイ・ニアング(ミラン)やエデル(サンプドリア→インテル)の獲得に乗り出すなど、豊富な資金力を印象づけた。
 
 中国にはフレディ・グアリンもインテルから上海申花へ移籍したほか、ルイス・アドリアーノ(ミラン)も江蘇蘇寧と交渉を持って契約寸前で破談となっている。
 
 ローマと並んで、このところの不振を手当てすべく主力級の獲得に踏み切ったのがインテル。レスターとの競合を制してエデルと1月29日に契約(買い取り義務付きの1年半レンタルで事実上の完全移籍)を結ぶと、2日後のミラノ・ダービーでいきなり先発起用した。
 
 クラブの財政状況を考えると、来シーズンのCL出場権確保(3位以内)が至上命令だけに、移籍金の支払いを4年分割という形にして将来の補強予算を先食いしてまで、得点力のあるアタッカーの確保にこだわった。
 
 インテルはグアリンに加えてアンドレア・ラノッキア(→サンプドリア)、ネマニャ・ヴィディッチ(契約解除後、引退を発表)、ドド(→サンプドリア)、マルティン・モントーヤ(→ベティス)を放出し、余剰戦力の整理にも積極的に動いている。
 
 ローマ、インテルと3位争いを展開するフィオレンティーナも、出場機会の少なさに不満を持っていたジュゼッペ・ロッシをレバンテに貸し出した穴埋めに、マウロ・サラテ(←ウェストハム)、クリスティアン・テージョ(←ポルト)というふたりのドリブラーを補強。攻撃陣に厚みをつけた。

サンプドリアの得点源だったエデル(右)はインテルへ。加入3日目のミラノ・ダービーでデビューし、まずまずの働きを見せた。(C)Getty Images

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