【リーガ|冬のマーケット総まとめ】移籍金総額は30億円弱。2強が黙れば市場での存在感はプレミア勢の足元にも及ばない

カテゴリ:連載・コラム

豊福晋

2016年02月04日

バルサとマドリーの2強が動かず総じて静かな冬に。

トップ3で唯一目立った動きを見せたアトレティコだが、チアゴの穴埋めとして獲得したこのアウグストが早速、全治2か月の故障。同じく新加入のMFクラネビッテルの奮起が求められる。(C)Getty Images

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【全20チームの刷新規模】
大:レバンテ、マラガ、グラナダ、ラージョ・バジェカーノ
中:アトレティコ・マドリー、ベティス、セルタ、エイバル、エスパニョール
小:セビージャ、バレンシア、ラス・パルマス、ヘタフェ、デポルティボ、スポルティング・ヒホン
極小:レアル・マドリー、バルセロナ、アスレティック・ビルバオ、レアル・ソシエダ、ビジャレアル

 今冬の移籍市場のリーガ・エスーニョーラ勢の動きは限定的だった。

 全20クラブが選手補強のために支払った移籍金の総額は、約2055万ユーロ(約29億円)。これは昨シーズンの冬の市場で投下された額(4500万ユーロ=約63億円)の半分以下だ。

 もっとも、リーガのクラブは元々、冬の補強にあまり積極的ではない。例えば、2011-12シーズンの総額はわずか950万ユーロ(約13億円)で、その翌シーズンは1150万ユーロ(約16億円)。13-14シーズンは1240万ユーロ(約17億円)だった。それを考慮すれば、驚くような数字ではない。

 総じて静かな冬になったのは、バルセロナとレアル・マドリーの2強が動かなかったからでもあるだろう。バルサは昨夏に獲得したアルダ・トゥランとアレイクス・ビダルが1月から出場可能となったため実質的には補強した格好になったが、新たな動きはゼロ。ルイス・エンリケ監督が希望していたノリート(セルタ)の獲得とデニス・スアレス(ビジャレアル)の呼び戻しは、いずれも金銭的な問題から断念する運びとなった。

 一方のマドリーは、ロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)やダビド・デ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド)らの名前が獲得候補として挙がっていた。しかしこれらは、夏に向けての話で、デニス・チェリシェフをバレンシアにレンタルに出すにとどまった。

 資金力のあるクラブでは、アトレティコ・マドリーが目立った動きを見せた。中盤センターに実績十分のアウグスト・フェルナンデスと若いマティアス・クラネビッテル(昨夏に契約し今冬までレンタル)を補強。故障離脱中のチアゴの穴を埋めつつ、将来を見据えた強化で陣容の充実を図った。また、フィリペ・ルイスの好調の陰で出場機会を確保できなかったギリェルメ・シケイラをレンタルで放出し(バレンシアへ)、期待を裏切り続けてきたジャクソン・マルティネスを中国の広州恒大に売り捌くなど、人員整理も積極的に進めている。

 その一方で、4500万ユーロ(約63億円)というジエゴ・コスタへの巨額のオファーをチェルシーに却下されたように、ディエゴ・シメオネ監督が熱望していたアントワーヌ・グリエーズマンのパートナーとなりうるCFの確保には失敗。指揮官の満足度は50パーセント程度にとどまったかもしれない。

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