【ブンデスリーガ|冬のマーケット総まとめ】巻き返しを期すシュ ツットガルトとフランクフルトが戦力拡充。ただ、バイエルンを含め大半は最低限の補強に
カテゴリ:連載・コラム
2016年02月05日
不振に喘ぐハノーファーは山口ら6人の即戦力候補を獲得。
効果的なリクルーティングを敢行したのは、シュツットガルトだ。懸念だった右SBとCFにガラタサライのケビン・グロスクロイツとディナモ・キエフのアルテム・クラベツを迎え入れ、戦力の拡充に成功。前者は攻守両面でアグレッシブなプレーを披露し、後者はブンデスリーガ19節のハンブルク戦で早速初ゴールを決めた。低迷するチームの起爆剤として、今後も活躍が期待できる。
同じく後半戦の巻き返しを期すフランクフルトも、積極補強に動いた。2列目にマルコ・ファビアン、サボルチュ・フスティ、エニス・ベン=ハティラ、最終ラインにカーン・アイハンとヤンニ・レゲゼルを確保。特にトップ下でプレーするメキシコ代表のファビアンは、デビュー戦のヴォルフスブルク戦(ブンデスリーガ18節)でアシストをマークするなど、早くも崩しの切り札に。もうひとり期待が大きいのは19歳の右SBヤンニ・レゲゼルで、この有望株がフィットすれば、長谷部誠を本職のセントラルMFで使う目途も立つだろう。
前半戦を17位で終えたハノーファーはウーゴ・アウメイダ、アダム・サライ、山口蛍といった代表経験のある即戦力候補6人を加えたものの、ウインターブレイク明けの2試合で連敗とチーム状態は上向いていない。一刻も早くベストの先発メンバーを見出し、清武弘嗣が戦列復帰する2月以降の試合で浮上のきっかけを掴みたい。
文:中野吉之伴
【著者プロフィール】
中野吉之伴/ドイツ・フライブルク在住の指導者。09年にドイツ・サッカー連盟公認のA級コーチングライセンス(UEFAのAレベルに相当)を取得。SCフライブルクでの実地研修を経て、現在はFCアウゲンのU-19(U-19の国内リーグ3部)でヘッドコーチを務める。77年7月27日生まれ、秋田県出身。
同じく後半戦の巻き返しを期すフランクフルトも、積極補強に動いた。2列目にマルコ・ファビアン、サボルチュ・フスティ、エニス・ベン=ハティラ、最終ラインにカーン・アイハンとヤンニ・レゲゼルを確保。特にトップ下でプレーするメキシコ代表のファビアンは、デビュー戦のヴォルフスブルク戦(ブンデスリーガ18節)でアシストをマークするなど、早くも崩しの切り札に。もうひとり期待が大きいのは19歳の右SBヤンニ・レゲゼルで、この有望株がフィットすれば、長谷部誠を本職のセントラルMFで使う目途も立つだろう。
前半戦を17位で終えたハノーファーはウーゴ・アウメイダ、アダム・サライ、山口蛍といった代表経験のある即戦力候補6人を加えたものの、ウインターブレイク明けの2試合で連敗とチーム状態は上向いていない。一刻も早くベストの先発メンバーを見出し、清武弘嗣が戦列復帰する2月以降の試合で浮上のきっかけを掴みたい。
文:中野吉之伴
【著者プロフィール】
中野吉之伴/ドイツ・フライブルク在住の指導者。09年にドイツ・サッカー連盟公認のA級コーチングライセンス(UEFAのAレベルに相当)を取得。SCフライブルクでの実地研修を経て、現在はFCアウゲンのU-19(U-19の国内リーグ3部)でヘッドコーチを務める。77年7月27日生まれ、秋田県出身。