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現地ベテラン記者が香川真司を密着レポート「ドルトムントがタイトルを獲るには、香川の復調が不可欠だ」

カテゴリ:連載・コラム

マルクス・バーク

2016年02月07日

計7試合を戦い抜くうえで、気がかりなのは攻撃陣の層の薄さだ。

インゴルシュタット戦で低調なパフォーマンスに終始した香川。55分にピッチを後に。(C)Getty Images

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 ブンデスリーガ再開初戦のボルシアMG戦で出番がなかった香川真司は、つづくインゴルシュタット戦で先発復帰を飾った。4-3-3システムの左インサイドハーフで出場するも低調なパフォーマンスに終始し、55分にピッチを退いた(試合レポートはこちら)。
 
 今後の過密日程を考えると、香川の不調はチームにとって痛い。2月はリーグ戦4試合に加えて、上り調子のシュツットガルトとのDFBカップ準々決勝、そして難敵ポルトとのヨーロッパリーグ(EL)のホーム&アウェー2試合が控えている。
 
 計7試合を戦い抜くうえで、気がかりなのは攻撃陣の層の薄さだ。ここまでリーグ戦20ゴールと絶好調のピエール・エメリク・オーバメヤンを筆頭に、マルコ・ロイスやヘンリク・ムヒタリアン、イルカイ・ギュンドアンなど好タレントは揃うものの、バックアッパー陣のクオリティーはさほど高くない。アタッカーの獲得を目論んだ冬のメルカートで、マインツのユヌス・マッリにつづいてA・マドリーのオリベル・トーレスを獲り逃がしたのは痛恨だった。
 
 代わりにトップチームに加わったのは、ともに昨年10月にチリで開催されたU-17ワールドカップに出場したドイツ代表のフェリックス・パスラックと、アメリカ代表のクリスチャン・プリシッチというユース出身の若手2人だ。
 
 プリシッチは1月30日のインゴルシュタット戦でトップデビューを飾り、ダイナミックなドリブル突破を見せるなど随所に好プレーを見せた。とはいえ、出場時間はわずか25分。評価を下すのは時期尚早だ。
 
 この冬、ドルトムントに戦力の大きな上積みはなかった。だからこそ今シーズン、ブンデスリーガ、DFBカップ、ELの3つのコンペティションで好成績を収めるためには、香川の復調が不可欠だと私は思う。
 
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